なじょんしょば

99年式GSX1300R、自作オーディオ、カメラに関するあれこれ

iPod nano 6th 8GB Maniacs

Attention

この記事はiPod nano 6th 8GB Reviewでは重すぎて一般的では無い内容を掲載します。
なので興味の無い方はスルーして下さい。興味のある方はじっくり読んでいただいて参考にしていただければ幸いです。
また、素人が書いていることですから、主観、思い込み、贔屓、勘違い、理解不足などなど偏った内容もあるかと思いますがご容赦下さい<(_ _*)>

iPod VS Walkman


イメージ 1

iPodに代表されるような、デジタル方式の音楽ファイルを再生する音響機器の中で、特に記憶媒体フラッシュメモリーや小型ハードディスクを用いたものDAP(デジタルオーディオプレーヤー)と言います。

アメリカ市場ではiPodのシェアがダントツで、日本市場でももちろんトップシェアです。日本国内で2番目のシェアを誇るのがSONYWalkmanで、国内で発売されているDAPと言えばこの2社以外は考えられない現状となっています。

イメージ 2

画像はWalkmanのハイエンドモデルですが、iPodと違ってワンセグ搭載というのがなんとも日本らしい仕様ですね。
ネット上での評価は、

デザイン : iPod ≧ Walkman
機能 : iPod < Walkman
音質 : iPod < Walkman

と言った評価が多く見られました。なんだか典型的な海外製品 VS 日本製品といった感じがします(笑)

デザインに関しては個人の趣向なので人によっては大きく評価が変わるでしょう。
機能に関してはiPodにはは無いイコライザ機能がWalkmanは持っている点に評価が上がったようです。
音質についてはこれも個人の趣向なので評価が変わるかもしれませんが、個人的にはAppleはオーディオ製品を作っていませんし、長年オーディオ製品を事業として展開してきたSONYに意地を見せて欲しいところですね。というか、むしろそうじゃないとダメでしょう(笑)

Hi-FiMAN HM-801


イメージ 3

話は変わってiPodWalkman以外にどのようなDAPがあるかというと、世の中に写真のHi-FiMAN HM-801というDAPが存在します。ちなみにお値段80,000円程度。
世界のトップシェアを誇る上記2つのDAPに比べると大きくて、重くて、ぜんぜんスタイリッシュじゃなくてさらにマイナーという製品ですが、Hi-Fiの名を冠するだけの性能があるようです。

iPodWalkmanと決定的に違うのはNOS DAC(ノンオーバーサンプリング D/Aコンバータ)とアンプでしょう。なんだかピュアオーディオと言われる世界の香りがしますね~。
ちなみにアンプはモジュール化されており、ユーザー自身が交換することが可能というコダワリ様です。

ノンオーバーサンプリングって何だ!?と思われる方もいらっしゃるでしょうが、私も知識が足りないので突っ込んだ説明は出来ませし、長くなるので割愛させて頂きます。面白い話なので興味がある方は是非とも調べてください。
しかしこんなことを調べていると、オーディオと無線ってなんだか通ずるものがあるな~と度々思います。オーディオも無線も音(電波)を扱うのでそりゃそうなのかもしれませんが。

音質の向上について


イメージ 4

Hi-FiMANは流石にマニア過ぎるけど、もう少し音質を向上させたい。むしろそちらが正常というものですが、まず一番お手軽なのはイヤホン。
これもミドルクラスの製品ならiPodWalkmanといったDAP直挿しでもOKでしょう。しかしハイエンド製品となると、iPodWalkmanではその性能を出し切れないと言います。

後はヘッドホンの使用でしょうか。しかしヘッドホンはドライバ(スピーカー)が大きい(インピーダンスが高い)ので、DAPでは出力不足に陥る可能性あり、音量を確保できない場合があります。

そこで登場するのが写真のようなポータブルヘッドホンアンプ(略称:ポタアン)です。
ポータブルヘッドホンアンプは意外と多数販売されており、電池駆動なので携帯できるよう考慮されています。
写真はFiioE7で、オプションコネクタを用意すれば、iPodのDockコネクタと接続できます。たとえアナログ出力でもDockコネクタ(アナログ)から出力させた方が高音質とのこと。しかしマニアな方々はE7の評価には辛口です(ま、12,000円程度の安物ですし)。

イメージ 5

こちらはAudiotrakimAmpで、価格は20,000円程度。
標準状態ではそれほど評価は高くないのですが、内部のオペアンプ等を交換することが出来るので、改造次第ではかなり化けるとのこと。
ちなみにこのような部品交換をとっかえひっかえすることをローリングと言うらしいです。
そして行き着く先はHeadAmpPicoや、QablesiQubeなど60,000円以上する高級機に辿り付くのでしょう。

イメージ 6

ところでiPodのアナログ出力からポタアンに接続しても、所詮はiPodDACなので音質の向上にはかなり限界があるような気がします。
そこで登場するのが写真のONKYO製ヘッドホンアンプAT-HA35i(約33,000円)ような、iPodとデジタル接続できるヘッドホンアンプです。しかしこちらは携帯を意図していないので卓上での使用となります。

最近フォステクスというメーカーが携帯型のデジタル接続ヘッドホンアンプを開発中だという記事を目にしました。値段は6万円クラスだそうですが(苦笑)
しかしこの手の製品ならばiPodの内蔵DACを使用せずに、ヘッドホンアンプ側のDACで音楽を再生することになるので、間違いなく音質は向上するでしょう。

ここまで書いてアレですが、そこまで大規模なシステムを組んでiPodを高音質化するより、最初からHi-FiMANを買えば済むし、逆に安上がりなのでは!?と思えてきました。
そんなジレンマこそがオーディオスパイラルなのでしょう(苦笑)

音質を追求するするととんでもない世界が待っていますが、iPod等のDAPの意義は「手軽に沢山の音楽を持ち歩く」にあると私は思います。
手の平サイズの筐体に何千曲も収録できるんですから、音楽好きにとってはいつでもどこでも好きな曲が自在に聞けるすばらしいアイテムです。
その特性を犠牲にせずに少し音質を向上させたいとなると、やっぱりイヤホン交換のみが最適なんでしょうね。

ストレージとしての活用


イメージ 7

さらにいろいろ調べてみると、ONKYOからiPodのDockコネクタとデジタル接続し、外部デジタル出力ができるND-S1(約12,000円)なるものが存在するらしいです。

イメージ 8

そしてご丁寧に外部デジタル入力可能なA-5VL(約60,000円)というプリメインアンプも発売されています。
iPod ⇒ ND-S1 ⇒ A-5VL ⇒ スピーカーという構成を目指せば最強そうですが、それなら普通にオーディオを組むのと大差無いというお話になってきますね。

しかしCDを音源としたオーディオシステムではCD入れ替えというメンドクサイ作業が発生してしまいます。なのでiPodApple LosslessやWAVE形式で音楽データを保存し、ND-S1を上流としたオーディオシステムに接続すれば、素敵なミュージックサーバーを構築することができます。音質はもちろんCDと同等!!

ということで、iPodで音楽を持ち出すという使い方以外に、CDを大量に詰め込むためのストレージという使い方もできるわけです。
オーディオ好きの方々はこのストレージとしての活用を見出している方も結構いるらしく、日常的に室内で音楽を聴く人にとってはかなりオイシイ選択肢と言えるのではないでしょうか。
ちなみに10万円クラスのスピーカーを導入したとして、iPodを含むシステムの費用は20万円ぐらいでしょうか。バイクのフルエキマフラーを思えば安いもんです(笑)

イメージ 9

ちなみに我が家にはこのようなiPodとデジタルリンクできるミニコンポがあります。
PanasonicSC-HC3ですが、これはiPodからデジタル信号を取り出し、コンポのDACで音楽を再生するので結構良い音を鳴らしてくれます。(現在は生産中止で、後継モデルはSC-HC40/30です。)
AAC256kbpsとCDでは音質に差がでるのでは!?と突っ込まれそうですが、この程度のDACとスピーカーではそれほど違いは感じられません。
CDを探す⇒出す⇒入れるという作業が発生しないのは本当に素晴らしく、iPodをストレージとして活用するのはかなりオススメです。

iPodWalkmanに代表されるDAPはいろいろな楽しみ方があると思います。広く認知されたデジタル家電で、さらにお求め安くて手軽にもマニアックにも楽しめる製品ってのはDAP以上のものは無いのでは!?と思うこともあります。
これをお読みの皆さんも、DAPで豊かな音楽ライフを送ってみませんか!?