紹介
一眼レフカメラを手にして約10年。その間ずっとマクロレンズに憧れを持っていましたが、使用するのは恐らく年に数回。コストパフォーマンスを考えると先に買うべきレンズがあるだろうということで長年購入を見送ってきました。
しかし、広角から超望遠までのズームレンズが揃ってしまった途端、そのタガが外れて遂に購入に踏み切りました。
Canon製の中望遠マクロレンズであるEF100mm F2.8L Macro IS USMです。
2009年10月発売と古い製品ですが2023年2月時点でもまだ販売されているロングセラー。需要が少ないのか、それとも完成度が高すぎて後継製品の開発ハードルが高かったのか、はたまたその両方なのか!?
ご覧のとおりフードを外すと意外とコンパクトなレンズです。
いつものように某オークションで入手しましたが、やはりマクロレンズは使用頻度が低いのか、レンズ内部のチリも非常に少なくとても良いコンディションのものが入手できました。
他のレンズに比べて動作音が大きいのが少し気になりましたが、そもそもそれが仕様なのか、この個体の問題なのかは分かりません。一応AFや手振れ補正、写りには全く問題がないので気にしないことにしています。
また、おまけでレンズプロテクタが付いてきたのは非常に嬉しかったです。もちろんこちらも傷は皆無。
さて、毎度おなじみのレンズの外観比較。左から順にEF24-70mm F2.8L II USM、EF100mm F2.8L Macro IS USM、EF70-200mm F2.8L IS III USMで、焦点距離順に並べてみました。
いずれも開放F2.8のレンズですが、EF100mm F2.8L Macro IS USMのコンパクトさが際立っています。やはりズームじゃないので内部の機構を簡素にできるからでしょうか。
また、重さもEF24-70mm F2.8L II USMの805gに対してこちらは625g。カメラに装着するとやはり軽くて扱いやすいなと感じます。
フィルタ径も67mmとF2.8にしては小口径なのでフィルタ類のコストは安く済みますが、82mmと77mmのフィルタを使い回せないのは残念。
ただ、今のところマクロレンズでNDフィルタなどを使う事はなさそうなので今後も問題にならないような気もします。
フードを付けるとなかなか迫力のある姿に。
しかしシンプルな円筒形なので、花形だったらもっとカッコ良かったのにと思うのは私だけじゃないハズ。
また、フードはロックボタンがないのも少し安っぽくて残念な感じもしますが、これは設計の古さ故でしょうか。
では拙い写真ですが、このレンズで撮った写真をご参考までに。
EOS 5D Mark IV + EF100mm F2.8L Macro IS USM / Avモード 100mm F2.8 1/2500秒 ISO100 -1露出補正 WB:太陽光 PS:風景
EOS 5D Mark IV + EF100mm F2.8L Macro IS USM / Avモード 100mm F2.8 1/8000秒 ISO100 -3露出補正 WB:太陽光 PS:風景
EOS 5D Mark IV + EF100mm F2.8L Macro IS USM / Mモード 100mm F8 1/400秒 ISO2500 WB:オート PS:オート
1枚目と2枚目の写真はEF100mm F2.8L Macro IS USMのデビュー戦でいずれもヒマワリです。
初めて使うマクロレンズだったのでどれぐらい絞ればさっぱり分からず、とりあえず開放で撮影してみたという感じです。しかし撮った写真を見るとピントが合っている部分の解像は素晴らしく、バケモノじみたレンズだなと思いました。
2枚目の写真ではボケの具合も自然で良いなと感じました。また、萼(がく)の産毛までバッチリ写っており、やはり凄い解像だなと。また、花を簡単に画角いっぱいに写せるのは流石接写が得意なマクロレンズならではです。
3枚目の写真は駐車場に自生していた名称不明の花ですが、既に陽もほとんど沈んでいる時間帯に撮影したにもかかわらずコントラストの高い写真が撮れました。また、接写しない場合はそこそこ絞らないとピントが薄くて写真にならないなとも。
まだレンズの癖が良く分かっていないのでこれからも試行錯誤が続きそうです。
注意事項
これらの記事には私の推測や不確かな情報も含みます。また、ご紹介したものの中にはメーカ廃盤のものもありますのでご了承下さい。
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