なじょんしょば

99年式GSX1300R、自作オーディオ、カメラに関するあれこれ

2020-01-01から1年間の記事一覧

6DJ8全段差動PPミニワッター(追補)

はじめに 実は6DJ8全段差動PPミニワッターの通電テストは最低限しか実施しておらず、各部の電圧測定は未実施のままでした。 しかし、平衡型6N6P全段差動PPミニワッターの調整・測定のついでに6DJ8全段差動PPミニワッターの各部の電圧を測定したので、その結…

自作ツールチェスト台

はじめに 2020年6月に購入したSK11のツールチェストSRC-4060REですが、いつまでも床置きのままでは使いづらくて仕方がないということで、重い腰を上げてツールチェスト台を自作することにしました。 設計 設計コンセプトは、 ・高さは750mmとする。 ・キャス…

平衡型6N6P全段差動PPミニワッター(追補)

完成状態 あらゆる面にコネクタやスイッチが増設され、厳つい外観のミニワッターに仕上がりました。これを重厚と捉えるか、ゴチャゴチャと捉えるかは人それぞれの好みかと。 また、天面のスイッチは手前に倒すとスピーカ、奥に倒すとヘッドホン出力に切り替…

平衡型6N6P全段差動PPミニワッター(調整・測定編)

測定準備 アンプの内部にテスターを突っ込んで各部の電圧を測定するのは無謀なので、まずは下ごしらえです。 ゴム足をケース底面に直接取り付け、測定したい箇所にテストクリップを取り付けます。 テストクリップの反対側は写真のように番号を振った段ボール…

平衡型6N6P全段差動PPミニワッター(組立編)

電源基板取付 まずは電源基板単体での通電テストです。 トランスの0-150Vタップと電源基板をテストクリップで繋ぎ、電源を投入します。 まずはGNDとOPTの1次側配線(黒)を接続する端子にDCレンジにしたテスタを当て、電源投入後、ゆっくり電圧が立ち上がる…

平衡型6N6P全段差動PPミニワッター(信号配線編)

スピーカ配線 ヘッドホン端子を取り付けない方は不要な作業なので読み飛ばして下さい。 4極双頭トグルスイッチにスピーカ配線をはんだ付けします。 ここは配線が長いうえにやり直しが難しいので、配線は思い切って長めにした方が良いと思います。また、ツイ…

平衡型6N6P全段差動PPミニワッター(AC配線編)

リアパネルの部品取り付け まず始めにリアパネルにACインレット、ヒューズホルダ、スピーカ端子を取り付けます。 写真では既に電源トランスや真空管ソケットが取り付いていますが、スピーカ端子を取り付ける際に部品に工具を当ててしまわないかや、電源トラ…

平衡型6N6P全段差動PPミニワッター(ケース加工編)

ケースの設計 ケースはぺるけ氏の頒布品を使うものの、平衡型6N6P全段差動PPミニワッターを作るためにはいくつかの穴を追加工する必要があります。 全体的な実装はご覧のとおりです。 今まで製作したミニワッターの中では部品密度がダントツです。そしてアン…

平衡型6N6P全段差動PPミニワッター(基板製作編)

はじめに 今回は平衡入力の真空管アンプに挑戦。その名も平衡型6N6P全段差動PPミニワッター。原典はまたもやぺるけ氏の作品です。 6N6Pシングルミニワッターを製作した際に平衡型6N6P全段差動PPミニワッターの存在を知り、このアンプに憧れを感じて秘かに自…

トランス式USB DAC(TK-20 Ver.-追補)

他のUSB DACとの比較 トランス式USB DAC TpAs-2S Ver.と並べてみました。 やはりトランスの大きさの違いが目に付きますし、手に持ったときの重さもTK-20 Ver.の方がズシリとくるものがあります。 そしてこうして並べていると TpAs-2S Ver.もそのうちロータリ…

トランス式USB DAC(TK-20 Ver.-組立後編)

本体組立 ケースを組み立て、トランス、六角スペーサなどを取り付けます。このときに使用したビスはM3×8の皿ビス、六角スペーサは長さ8mmのものです。 ロータリースイッチと共締めしたLアングル材もM3×8の皿ビスと平座金、ばね座金、ナットで締結しています…

トランス式USB DAC(TK-20 Ver.-組立前編)

ケース加工 ケース及びブラケットの加工寸法は以下のとおりです。 加工にはいつものボールとボール盤拡張テーブルを使ってサクサク完了と言いたいところでしたが、リアパネルのφ24穴加工の際にワークをどうやって固定するかは結構悩みました。 トランス固定…

トランス式USB DAC(TK-20 Ver.-基板製作編)

フィルタ/2次負荷抵抗基板 サンハヤトのユニバーサル基板ICB-90を2階建てにして、1階にCR/LCフィルタ、2階に2次負荷抵抗を実装することにしました。その検討の結果がこちら。 CRフィルタの定数は、 C5,6:220μF C:75Ω R:0.039μF 2次負荷:12kΩ LCフィルタ…

トランス式USB DAC(TK-20 Ver.-レイアウト検討編)

3作目 トランス式USB DACは1作目のTpAs-203 Ver.と2作目のTpAs-2S Ver.があるにも関わらず、性懲りもなく3作目を作ることにしました。 ちなみに原典はぺるけ氏のHPのこちらの記事になります。 今回のインプットトランスはタムラのTK-20です。 TpAsシリーズと…

トランジスタ式ミニワッターPart5 19V版(追補)

他のアンプとの比較 トランス式USB DAC TpAs-2S Ver.、6DJ8全段差動PPミニワッターと並べてみました。 2台のアンプの電源スイッチやボリュームの取り付け高さが偶然にも概ね揃っています。これは狙って設計したわけじゃなく、写真を撮ってから気が付きました…

トランジスタ式ミニワッターPart5 19V版(組立編)

まずは下ごしらえ フロントパネルにボリュームと電源スイッチを取り付け、あらかじめ配線しておきます。 ボリュームにはAWG24(0.18sq)、電源スイッチにはAWG22(0.3sq)の電線を使用しました。 ボリュームのLchとRchの1ピンはいつものようにリード線で繋ぎ…

トランジスタ式ミニワッターPart5 19V版(ケース製作編)

計画設計 ぺるけ氏の作例はボリュームもヘッドホン端子もないシンプルなパワーアンプで、ケースはタカチのHEN型放熱ケースを使っていました。しかし私の場合はボリュームもヘッドホン端子も取り付けたいのでのHEN型放熱ケースにはどうしてもアンプ基板が収ま…

トランジスタ式ミニワッターPart5 19V版(基板テスト編)

測定方法 動作テストの詳細です。 上記の18点を測定点としました。 実際の基板での測定点はご覧のとおりです。 ⑫、⑯、⑰、⑱はICクリップをトランジスタのリードに直接接続しています。これがなかなか苦しい作業でした。 基板にICクリップを18本も接続するとご…

トランジスタ式ミニワッターPart5 19V版(基板製作後編)

基板実装の小技 基板実装の続きです。 前回、0.45mm径の銅線を使って端子台を製作したと書きましたが、その具体的な製作方法についてご紹介したいと思います。 まず30mmぐらいに切った銅線を細先リードペンチで把持します。このとき銅線はケチらずに長めに切…

トランジスタ式ミニワッターPart5 19V版(基板製作前編)

はじめに ぺるけ氏のHPには掲示板(大人の自由空間)があります。1年ほど前にここの過去の書き込みを見ていたところ、ぺるけ氏がトランジスタ式ミニワッターを作ろうと思った経緯について「私はトランジスタから入った人なので、いつかは納得のいくトランジ…