なじょんしょば

99年式GSX1300R、自作オーディオ、カメラに関するあれこれ

SYGN HOUSE B+COMワイヤレスインターコム SB213.EVO

紹介

Bluetoothを利用したワイヤレスインターコムは各社から発売されていますが、圧倒的に利用者の多いこちらの製品を導入しました。

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SYGN HOUSE製のB+COMワイヤレスインターコムで、型番はSB213.EVOです。価格は30,000円ほどで、2011年4月に購入しました。
旧モデルSB213から外装をフルモデルチェンジし、各ボタンの押しやすさがかなり改善されているようです。事実、SB213オーナーからは見た瞬間に「ボタンが押しやすそう」とのコメントがありました。

気になる連続稼動時間ですが、SB213.EVOではバッテリー容量が600mAhにアップされ、B+COM通話で11時間、音楽再生で16時間程度の連続稼動が出来るようです。これだけ電池が持てば、丸一日ツーリングをしても大丈夫でしょう。

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マイク取付部もSB213から改良されています。
しかしコネクタ自体はJSTのXHコネクターのような・・・。ということで、それほど着脱を想定した設計ではないので、マイクの高頻度な着脱は避けた方が無難だと思われます。

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取り付けに先立って携帯電話とペアリングさせ、ちゃんと通話や音楽が聴けることを確認して下さい。
もし先にヘルメットに装着してしまった状態で不具合が発覚すると、それまでの作業が無駄になります。

余談ですが、私の場合は同時に購入したデュアルオーディオトランスミッターが正常に作動せず、あえなく返品⇒新品交換となりました。
B+COM製品は割りと不具合の噂も多く聞きますが、SYGN HOUSEのサポートは本当に迅速・丁寧なので安心できます。

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私の場合は写真のクリップ付きベースとシートを使ってヘルメットに固定しました。
ヘルメットによっては両面テープでの固定になる可能性もあります。しかし後々のことを考えても、なるべくクリップ付きベースでヘルメットに固定した方が良いと思われます。

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B+COM本体の固定位置は写真の通りで、ハーネスの処理はクリップに挟み込むことでコネクタが動かないよう工夫しました。
ただし、ハーネスに曲げ負荷が常にかかるので、そのようなストレスを与えることに不安を持つ方は真似しない方が良いでしょう。

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スピーカーの取付位置はご覧の通りです。また、スピーカーハーネスは写真のように後頭部の空間を使って引き回しています。また途中でたわませる事で長さも調整しています。
SHOEIのヘルメットの場合、耳回りに大きな空間があるのでそこにスピーカーをセットできますが、それでもスピーカーが耳に接触する場合があります。
私もスピーカーが少しだけ耳に接触しているのですが、気にせずにそのまま使用しています。
人によってはヘルメットを削ってスピーカーをセットするようですが、ヘルメットの強度低下の問題もあるので自己責任で削りましょう。

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マイクは口の真正面に設置する必要があるのですが、X-9の場合は写真の位置になるかと思います。両面テープでの固定ですが、今まで一度も剥がれたことがないのでそれなりの強度・耐久性はあるようです。
また、ハーネスの長さは左ほほパッド内部でたわませて調整しています。

B+COMを使ってみた感想ですが、バイクを運転している時に音楽を聴けるとういのは非常に感動モノでした。
私はB+COM同士の会話はまだやった事がないのですが、携帯電話での通話、音楽再生においては音もクリアで、聞きやすいものだと感じました。
流石に高級イヤホン・ヘッドホンとは違ってドンシャリ傾向ですが、オーディオマニア以外の方なら十分に満足できるレベルです。

B+COM導入前は音楽を聴くと集中に欠けるし、バイクにそのようなものは不要だと思ってましたが、今やこれ無しではバイクに乗れないほどの病み付きぶり。
また、スピーカーが耳から離れているので適度に外部音が聞こえ、イヤホンのように外部音をシャットアウトしてしまわない点は安心です。
ただし、120km以上の速度ではヘルメットの風切音で音楽は殆ど認識不能になりますが、下道ならば問題なしです。

携帯電話との連動ですが、B+COMのボタンを駆使して着信や発信(リダイヤル)が可能です。高速道路を運転中に何回か嫁さんと電話しましたが、こちら側は相手の声がしっかり聞こえますし、相手側も風切音もなく普通に聞こえるようで通話品質は大丈夫です。
また、着信があると携帯電話から再生している音楽が自動で中断されますが、中断・再開共に大きな遅延もなく満足できるレベルでした。

30,000円という価格は決して安くありませんが、それに見合うだけの費用対効果はあると思います。
硬派なバイク乗りの方々からすれば邪道な製品に思われがちですが、一度使ったら手放せなくなること間違いなし。それほど感動の多い製品だと言えます。
また、バイクに乗ったまま外部とコミュニケーションが取れるというのは便利な物で、誰にでもオススメできる製品です。

注意事項

これらの記事には私の推測や不確かな情報も含みます。また、ご紹介したものの中にはメーカ廃盤のものもありますのでご了承下さい。