なじょんしょば

99年式GSX1300R、自作オーディオ、カメラに関するあれこれ

PRO GRIP 耐振ゲル入りグリップ/ブラック・グレー #724

紹介

数あるメーカーから様々なグリップが発売されていますが、私が選んだのはこちら。

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PRO GRIP製の耐振ゲル入りグリップで型番は#724。価格は1,800円ほどだったと思います。
カラーはブラック・グレーですが、このほかにもブルー、レッド、グリーンなどなど豊富なカラーラインナップがあるのが嬉しいところ。お好みでチョイスすれば良いでしょう。

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カタログ上では120mmという長さのグリップで、ハヤブサにはピッタリサイズの筈だったんですが、純正グリップと比べると若干長いように思えました。
ちなみに写っている純正グリップは10年もの。良くぞココまで擦り減らずに耐えてくれたものだと感心します。

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交換手順ですが、まずはクラッチ側のバーエンドの取り外しです。
隼のハンドルは中実のアルミ丸棒なので、パイプハンドルのようにバーエンドにウエイトが付いているなんて事はありません。なので、写真の黒い部分のみがハンドルから外れる形になります。

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バーエンドが外れたのでグリップを切断します。無理やり抜いてもいいのですが、グリップは再使用することが無く廃棄してしまうので、作業が楽な切断を事をオススメします。

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グリップが外れるとハンドルには接着剤が残っているので、これをパーツクリーナーで綺麗に落とします。
そんなに苦労して擦らなくても接着剤が取れますので安心して下さい。

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ハンドルとグリップ内面にパーツクリーナーを吹き付けて濡れた状態にし、パーツクリーナーのすべりを利用してグリップを一気にはめ込みます。こうすることで拍子抜けするくらいに簡単にグリップをはめ込むことができます。
パーツクリーナーが乾くまではグリップが動きますが、乾けば動かなくなるので大丈夫です。またグリップのゴムが溶けるようなこともありませんでした。
通常であればこの後に接着剤でグリップを固定するようですが、特に接着剤を付けなくてもグリップが動くようなことは無かったので接着剤は使っていません。

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お次はアクセル側ですがグリップを外すまでの手順は同じです。
しかしアクセル側はプラスチック部品の突起が邪魔で、グリップを入れにくい形状になっています。
そこで思い切って写真部分の突起を切断します。ちなみに突起の切断による不具合は特に感じられませんでした。

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ニッパーで大まかに切り取り、最後はカッターとヤスリで仕上げました。
このグリップ交換でもっとも大変な作業がこの突起削りで、作業時間の大半をココで費やすかもしれません。
一度加工してしまえば後からは不要なので綺麗に加工しましょう。

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あとはクラッチ側と同様にパーツクリーナーを使って新しいグリップをはめ込んで完成です。ちなみにパーツクリーナーは一晩で完全に乾きました。

インプレッション

純正グリップに比べて耐振ゲルが程良くハンドルの微振動を吸収してくれます。そもそもの純正が擦り減りすぎていたということもありますが、長距離を乗っても手の平が痛くなる事がなくなりました。
ハンドルの握り心地も純正に比べると随分柔らかく、グリップ交換の効果はしっかり体感できます。

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グリップ交換が2009年9月19日(44,398km)、写真の状態になったのは2011年5月27日(53,933km)です。約2年10,000kmの使用ですがご覧の通りボロボロです。
私の運転が下手でハンドルに力が入っている事もあるでしょうが、それを差し引いても純正の耐久性には遠く及びません。
寿命の短さは耐振ゲルの柔らかさと引き換えのようです。ただし、価格もそれほど高いものではないですし、消耗品と割り切って毎年交換してもそれまでかもしれません。

注意事項

これらの記事には私の推測や不確かな情報も含みます。ご紹介したものの中にはメーカ廃盤のものもありますのでご了承下さい。
また、整備不良は生命の危険に直結する恐れがありますので自己責任でお願いします。