なじょんしょば

99年式GSX1300R、自作オーディオ、カメラに関するあれこれ

自作モニタスタンド

  事のはじまり

自作PCのメイン機とサブ機のモニタはデスクに直置きしていたのですが、自分のアイポイントに対してモニタの位置が低すぎて使いづらかったのと、デスクで作業する際にキーボードが邪魔になるのでその収納が欲しいと常々思っていました。
それならいっそのことモニタ台を自作してしまえということで、サクッと図面を描いてみることに。

 

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ホームセンターで容易に入手できる18mm厚のラジアタパイン集成材と角材を使うことを前提条件とし、材料取りの効率を犠牲にしてでもモニタ台の脚の高さが確実に揃うカットにしました。

  いざ製作

 

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図面どおりに材料をカットしてもらい、モニタスタンド2台分の材料を用意しました。
角材の方は自分でノコギリを使ってカットしましたが、ホームセンターでカットしてもらったほうが安くて早くて綺麗に仕上がっただろうと後悔しました。やはり私の技量では機械のカット精度と仕上がりに勝てません(苦笑)

 

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まずは木工ボンドで接着。しかしハタガネの使い方が悪いのか、木工ボンドで材料が滑って組み上げるのに苦労しました。

 

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木ねじは埋木加工するので座ぐり穴加工を施し、ラジアタパイン集成材の端材で埋木を製作。

 

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埋木に木工ボンドを塗布して圧入し、はみ出た部分をカットします。
予め埋木の先端の角をヤスリで面取りしておくと圧入しやすいです。また、埋木は写真のプラハンで直接叩いて入れるのではなく、埋木の頭に適当な板を当てて体重をかけるとスルッと入ってくれます。プラハンは最後に軽く叩いて埋木が最後まで入っているかを確認するために使いました。

 

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最後にカンナで仕上げて完成です。
ちなみにこれを紙やすりで仕上げようとするとかなり苦労します。カンナの使用を激しくオススメします。
また、カンナを使って角部を面取りしました。こちらもヤスリを使う場合に比べて簡単かつ綺麗に仕上がります。

 

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最終仕上げとして#200のサンドペーパーでサンディングの後にワトコオイルのダークウォルナットを塗布。乾燥後に再度ワトコオイルを塗布し、オイルで塗れた状態で#400の耐水ペーパーでウェット研磨します。
ワトコオイルを塗ると見た目も変わりますが、木材に染みこんだオイルの成分が硬化して木材表面の硬度がアップし、木工作品の耐久性も向上するのでオススメです。
更に#400の耐水ペーパーでウェット研磨することで木材の表面がとても滑らかになり、先ほどの木材表面の硬度アップとの相乗効果で施工前とは比べ物にならない触り心地になるおでお試しを。

 

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PCモニタを設置した状態はご覧の通りです。
無骨で味も素っ気もないモニタスタンドですが、剛性だけは十二分で人が乗っても壊れません。経年による反りが出てくるとどうなるか分かりませんが、今のところガタツキもなく安定してます。
そしてこのモニタスタンドのお陰でPCモニタが見やすくなり、キーボードも収納できてデスクを広く使える一石二鳥のものになりました。

 

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