なじょんしょば

99年式GSX1300R、自作オーディオ、カメラに関するあれこれ

スピーカースタンド

  事のはじまり

6N6Pシングルミニワッターの部品頒布のお礼と完成報告をぺるけ氏のHP掲示板に書き込んだのですが、そこでぺるけ氏ご本人から直々に超簡単スピーカー・スタンドの製作の記事をご紹介頂きました。

 

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どうやらこの写真のようにデスクにスピーカーを直置きすると、スピーカーから放たれた低域の音がデスクに反射してしまい、その結果低域の量感が損なわれる(ボワつく)ことが多々あるようです。
そこでスピーカースタンドを作ってスピーカーとデスク面を離し、低域がおかしくなる現象を改善しようとうことになりました。

  いざ実験

まずはデスク面に対するスピーカーの設置高さを変えると低域の聞こえ方がどのように変化するのかを体験すべく、手持ちの2×4SPF材(厚み38mm)の端材をスピーカーの下に敷いてみることにしました。

 

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ご覧のようにスピーカーの設置高さを増やすごとに低域の量感が増えていき、ひとりで「おお~!!」と感嘆してしまいました。
そしてデスク上の他の設置物との兼ね合いも考慮し、悩んだ末にスピーカースタンドの高さを80mmにすることに決定。

  いざ製作

以降は私の愛用しているDALIのZENSOR1というスピーカーに限定した話になります。

 

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材料はいつものホームセンターで購入可能な300×600×t18mmのラジアタパイン集成材とし、150×80mm×10枚にカットしてもらいました。正確には14枚+端材にカットしてそのうちの良い仕上がりのものを10枚抜き取った形になります。
尚、このスピーカースタンドは木目が垂直になるようにしないといけないので、写真のような木目方向になるようカットしてもらう必要があります。

 

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そして写真のように2枚重ねと3枚重ねにして接着剤で貼り合わせます。
ぺるけ氏の作例ではT字に結合する際も接着剤のみで仕上げたとのことですが、私は普通の木工ボンドしか所有していなかったので木ねじを併用することに。

 

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そして木ねじが露出するのは好きじゃないので、埋木加工を施しました。
ちなみに埋木加工は専用工具(埋木錐)とかんなも必要になるのでこだわる人のみにおススメします。

 

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最後にT字型に結合して、上面(底面ではない点に注意)にゴム足を貼り付けます。
このゴム足の上にスピーカーを乗せることでスピーカーを三点支持するところがミソとのこと。

 

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仕上げはこれまた定番のワチコオイルのダークウォルナットを使用。ただし、スピーカスタンドは手に触れるものではないので、#200のサンドペーパー仕上げの後の1回塗りまでとし、2回塗り+#400ノサンドペーパーによるウェット研磨は省いて手抜きしました。

 

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スピーカスタンドにスピーカーを乗せた具合はご覧のとおりです。
本当ならもう少しスピーカーの設置高さを増したかったのですが、蛍光灯スタンドと干渉するので今回は諦めました。

 

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このスピーカースタンドを使ってからスピーカーから放たれる音が一段と豊かになり私的に大変満足していましたが、娘(小学1年)にとっては音質よりも選曲の方が重要とのことです(苦笑)
それはともかく、スピーカースタンドを使用するとスピーカーをデスクに直置きする場合に比べて体感できるレベルで音質が改善しますので、誰にでもお勧めできるアイテムです。
良い音の探求というのはオーディオの世界の面白さであると同時にオカルトとも言われますが、ケーブル交換で音質が・・・という話よりはだいぶ健全かつ理論的かと思います(笑)

 

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