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99年式GSX1300R、自作オーディオ、カメラに関するあれこれ

ナカバヤシ キャパティ ドライボックス 8L ホワイト DB-8L-W

  紹介

一眼レフカメラの大敵といえばホコリのほかに湿気があります。日本は比較的湿度の高い気候であり、特に梅雨があるのでカメラやレンズは非常に高い湿度に晒される可能性があります。この湿気の怖いところは金属を錆させることはもちろんのこと、レンズにカビが発生することもあるそうです。
そんな湿気からカメラやレンズを守るアイテムがこちら。

 

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ナカバヤシ製の簡易防湿庫で商品名はキャパティ ドライボックス 8L ホワイト、型番はDB-8L-Wです。
この商品はフタ部分にパッキンが備えられており、フタを閉じると内部は外気と完全に遮断されます。また、湿度計も備わっており内部の湿度を常に把握することが可能な点もうれしいポイントです。
更に嬉しい点はその価格で、その値段はなんと1,800円。この価格でこの内容は特筆に値するのではないでしょうか?

 

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もちろんこのような専用防湿庫も販売されており、こちらは電動なので常に湿度45%を自動で保つ至れり尽くせりな仕様ですが、便利な反面値段の方は最低2万円から。なかなかカメラ初心者には手の出しづらいアイテムです。

 

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今回紹介した商品にカメラとレンズを収納するとご覧の様な感じになります。
もう1本ぐらいはレンズを収納出来そうな感じで、容積的にはまずまずといったところでしょうか。

 

カメラやレンズの保管する際に適した湿度は一般的に40~50%と言われています。
30%以下だとグリスやゴム類が乾燥して劣化し60%以上だとカビが育つとのことで、低すぎても高すぎてもダメなようです。
今回ご紹介したドライボックスはシリカゲルを同梱することにより湿度を管理するわけですが、シリカゲルを入れ過ぎても湿度が下がり過ぎますし、少なすぎor劣化で湿度が上がるので湿度管理が自動化されている専用防湿庫に比べればこの点は劣ります。
が、これは価格を考えれば止むをえませんし、ドライボックス内部の湿度は1度安定するとそれほど急変するものではないので、超長期保管するのでなければ実用上問題ないと思われます。

 

いずれにせよ一番問題なのは超長期保管で、車やバイクと同じで動かさないのが一番劣化する因子なのかもしれません。
湿度管理をすることも大事ですが、適度にカメラを使うことこそ長持ちの秘訣のような気もします。

  '17.12.14追記

約5年間このドライボックスを使ってカメラとレンズを保管してきましたが、その間にレンズにカビが生えるといった事故は皆無でした。ですので乾燥剤の管理こそ必要ですが必要な機能は果たしてくれる製品と言えます。

 

しかしその後レンズが増えてカメラとレンズを2個のドライボックスに分散して保管するようになってからは、カメラやレンズの収納が億劫になってきました。
また、密閉されているとは言え乾燥剤の劣化が進むと梅雨時はドライボックスの中の湿度が上昇したりと、それなりに管理の手間もかかるのでこれも面倒に感じるようになりました。

 

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そんな訳で諸々の問題を解決するために2017年12月にIDEX 防湿庫 D-strage DS-103Mを導入し、ドライボックスの使用は中止しました。
以上のことから、所有する交換レンズが2~3本程度ならばドライボックスの使用をオススメしますが、レンズ本数が増えた場合は防湿庫の導入を検討することをオススメします。

 

我が家では使用を中止したドライボックスですが、5年間レンズ達を守ってくれたことについては非常に感謝したいと思います。パッキンの劣化も無かったですし、その導入の敷居の低さはカメラ初心者だった頃の私にとって非常にありがたい存在でした。

  注意事項

これらの記事には私の推測や不確かな情報も含みます。また、ご紹介したものの中にはメーカ廃盤のものもありますのでご了承下さい。

 

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