なじょんしょば

99年式GSX1300R、自作オーディオ、カメラに関するあれこれ

IDEX 防湿庫 D-strage DS-103M

  紹介

これまでカメラやレンズはナカバヤシ キャパティ ドライボックス 8L ホワイト DB-8L-Wに保管していましたが、カメラやレンズの出し入れに手間がかかることや数ヶ月に1度の乾燥剤の交換等がだんだん面倒に感じるようになり、防湿庫の導入を決意しました。

 

そして私が選んだのがこちら。

 

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IDEX製の防湿庫であるD-strage DS-103Mです。
正面の開閉扉は額縁の無いフラットガラストップになっており、クールでスタイリッシュな印象が特徴です。

 

防湿庫と言えば国内老舗の東洋リビングやトーリハンがあります。しかしいずれも高価で、同容量で比較するとIDEX製なら1万円ぐらい安く買えます。国産じゃなければダメだと言う方は東洋リビング一択になりますが、今時中国製だからと言って品質が悪いということはないので、販売元が日本企業であれば製品の生産地にこだわる必要はないと思います。
ちなみにIDEXワインセラーなども作っているそうで、防湿庫の技術をしっかり持っている会社なんだと思います。

 

また、東洋リビングやトーリハンは乾燥剤(ゼオライト)と加熱素子、形状記憶合金のシャッターを組み合わせたドライユニットを使っており、低消費電力&長寿命を謳っています。対するIDEXはペルチェ素子を使ったドライユニットなので東洋リビングやトーリハンに比べると消費電力や寿命の面では劣ると言われています。
と言ってもIDEX製の電気代は一日1.5円程度、設計寿命は10年を想定しているとのことなので、東洋リビングが煽るほどペルチェ式ドライユニットは悪いものではないと思っていますが、これは長期間使ってみないと何とも言えません。流石に東洋リビングのように20年も使えるというほどタフではないと思いますが・・・。

 

後は東洋リビングは光触媒による防カビ機能があります。これはIDEX製には無い機能なので、気になる方は防カビ剤を防湿庫に入れるようにすれば良いと思います。防カビ剤は1年に1回交換でOKなのでそれほどの手間でもないでしょう。

 

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ドライユニットの電源はACアダプタです。
それにしても防湿庫の大きさに比べると小さいです。まあドライユニットの消費電力が低いので小型のACアダプタで必要十分に電力を供給できるのでしょう。

 

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湿度表示はご覧の通りです。青色LEDがクールな感じで、ボタン操作で温度表示も可能です。
左上の赤色のランプはドライユニットの動作を示しており、ドライユニットが稼動しているときは赤色に点灯し、稼動していないときは消灯しています。
ちなみにこれを撮影したときの室温は10℃でしたが、2時間ほどで庫内湿度は40%になりました。余程寒い部屋じゃない限り正常に湿度をコントロールできるようです。

 

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庫内には白色LEDが設置されており、暗い防湿庫内を明るく照らしてくれるのでかなり便利です。庫内灯の必要性については懐疑的に思っていましたが、あるとこれはこれで便利な事が分かりました。

 

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3段ある庫内のトレイはすべてスライド式で、材質はプラスチック製になります。
トレイの耐荷重は均等荷重で13kgと必要十分な強度と思われますが、それでもレンズを沢山載せると結構たわみます。
不安な方はレンズを下段に収納したほうが良いかもしれませんが、そんなに神経質になるほどのものでは無いと思います。

 

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これが我が家のカメラ資産です。これらをドライボックス2箱に分散して収納していました。

 

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防湿庫に収納した状態はご覧の通りです。
この程度のカメラ・レンズ量ならば100Lクラスの防湿庫であれば半分程度の占有容積で済みました。しかしこれがエントリーモデルの60Lクラスの防湿庫だと意外と手狭に感じるかもしれません。

 

当初はエントリーモデルの60Lクラスを検討していたのですが、おそらくすぐに手狭になると予想されたので少し高くても後で買い増しの必要の無い100Lモデルを選択しました。
そして実際に収納してみるとやはり100Lクラスを買って良かったなと思った次第です。将来的に望遠レンズを購入する予定なので、そうなると60Lクラスでは収納がかなり辛かっただろうと思います。
個人的には少し無理をしてでも100Lクラスの防湿庫を買うことを強く推奨します。

 

さて、この防湿庫のお陰でカメラとレンズの保管管理が随分と楽になりました。
副次的な効果としてカメラの出し入れが楽になったお陰で、カメラを持ち出す際の気軽さもアップ。一眼レフカメラの出番も増えて良い感じです。
また、ドライボックスに比べてレンズも取り出す手間が楽になったので、たまには使用頻度の少ないレンズも使ってみようかという気にもなり、防湿庫一つでこれだけ写真ライフが変わるものなのかと改めて驚いています。

  注意事項

これらの記事には私の推測や不確かな情報も含みます。また、ご紹介したものの中にはメーカ廃盤のものもありますのでご了承下さい。

 

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