なじょんしょば

99年式GSX1300R、自作オーディオ、カメラに関するあれこれ

燃料ポンプオーバーホール

  手順

この作業に先立って、下記の作業を済ませて下さい。
また、この作業は99-00年式に限定されますので、01年式以降の車両には適用できません。

 

 

イメージ 1

まずは燃料配管と燃料ポンプを覆う断熱材を外します。断熱材はもろいので外す際に破らないよう注意しましょう。

 

イメージ 2

燃料ポンプを2分割するために、まずは中央のビス4箇所を外します。このビスはかなりのトルクで固定されているので、万力で燃料ポンプを固定した方が作業がしやすいと思います。

 

イメージ 3

燃料ポンプを分割し、内部のモーターを引き抜いた状態です。
モーターを外す際に写真の矢印の先にあるパイプを外すのですが、差し込む向きがあるので取り外す際に良く見ておいてください。パイプの片側ははフラットですが、反対側は面取りがされている筈です。

 

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内部のフィルタを無理やり引き抜きます。Oリングで固定されているので引き抜くにはかなりの力が必要ですが、交換してしまうものですし壊れても構わないので力任せに抜きましょう。
見れば分かりますが、左が交換前、右が新品です。交換前のフィルタには茶色のカスが大量に付着しており、目詰まりを起こす寸前です。
新しいフィルタにOリングをはめて逆の手順で組み立てます。尚、Oリングも消耗品ですので、フィルタと同時交換をオススメします。

 

イメージ 5

こちらは燃料ポンプの反対側です。
矢印で示した内部のフィルタ押さえを引き抜き、上部の2箇所のビスを緩めます。

 

イメージ 6

こちらは2箇所のビスを緩めると出てくるフィルタ。
ごらんの通り茶色のカスで目詰まり寸前です。

 

イメージ 7

こちらは内部の部品を外して出てくるペーパーフィルタ。
こちらも同様に茶色のカスが大量に付着しています。

 

イメージ 8

外した時と逆の手順でフィルタを組み込みます。
矢印のOリングを忘れない事と、パイプ状の部品の向きに注意して下さい。

 

イメージ 9

6枚目の写真で外したフィルタはこのような感じでセットされます。

 

イメージ 10

パッキンが噛み込んでいないか注意しながら燃料ポンプを組み立てます。
各内部部品がしっかり組み込まれていないと燃料ポンプのケースを結合することができないので、上手く組み立てられなかった場合は再度内部部品の組付けをチェックしてみて下さい。

  注意事項

これらの記事には私の推測や不確かな情報も含みます。また、整備不良は生命の危険に直結する恐れがありますので自己責任でお願いします。