なじょんしょば

99年式GSX1300R、自作オーディオ、カメラに関するあれこれ

バッテリー交換

  手順

この作業に先立ってシート取り外しを済ませて下さい。

 

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ハヤブサの純正バッテリーはGS YUASAYT12A-BSですが、このメーカーは少々値段が高いので私は古河バッテリーFT12A-BSを使用しました。
ちなみにAC DELCOならば互換品の型番はDT12A-BSとなります。
ハヤブサのようなMFバッテリーは一般的に電解液が補充されていない状態で、このように電解液が別容器に入った状態で購入する事になります。また、電解液は希硫酸なので、取り扱いには十分注意して下さい。

 

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まずバッテリー本体に貼られた密封シールを外します。これはバッテリーを使う直前まで開封してはならないそうで、取扱説明書にそのように記載されています。

 

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次に電解液容器についているキャップを外します。
このキャップを外したらと言って電解液が出てくるわけではありません。また、このキャップは後で使うので、捨てないで下さい

 

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バッテリー本体、電解液の両方が準備できたら、電解液容器をバッテリー本体のシールを剥がしたところに当てがい、垂直にまっすぐ押し込みます。
このとき結構な力が必要なので平らな床などでやるのをオススメします。写真のようなガラステーブルでは作業しない方が良いでしょう。

 

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差し込むとポコポコと気泡が容器の中に入っていき、中の電解液がバッテリー本体に注入されていきます。
容器の液面が下がらない時は、容器の天面を軽く叩いて下さい。注入完了するまでには10~20分くらいかかるので、気長に待ちます。
また、注入時は水素ガスが発生する可能性があるので、風通しのいい場所でやるのが無難です。

 

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空になった容器を外して、電解液容器に付いていたキャップをバッテリー本体に取り付けて作業は完了です。
空容器を外す時は、水滴(希硫酸)が肌に付着しないように気を付けて下さい。

 

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このままバイクに取り付けても大丈夫なのですが、私はバッテリーを長持ちさせたいので補充電します。
参考までに80%まで充電された状態になるには2~3時間程度かかりましたので、電解液を注入したばかりの新品バッテリーは殆ど電池残量が無いのかもしれません。

 

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ここでバッテリーと電線を接続するのですが、以下の手順を守って下さい。

 

【取り付け】
 ①+端子を接続
 ②-端子を接続

【取り外し】
 ①-端子を取り外し
 ②+端子を取り外し

 

と言うわけで、取り付ける場合は+端子から接続します。
理由はバイクや車の場合は、バッテリーのマイナス側がフレームなどと接続されており、いわゆるマイナス接地という構造になっています。
なので、マイナス側を先に接続した状態で、プラス側を接続した場合、もし+端子を回しているドライバーの金属に触れて、かつ体の一部がフレームに接触すると感電の恐れがあります。(DC12Vじゃめったな事が無い限り感電はしないと思いますが・・・)
「バッテリー(-端子) ⇒ フレーム ⇒ フレームに接触した体 ⇒ ドライバーを持つ手 ⇒ +端子」という順番で電気が流れるわけです。

 

逆にプラス側を先に接続すれば、プラス側のネジを締めているときはマイナス側は接続されていないので、フレームに触れてももちろん電気は流れず感電しません。
次にマイナス側を締めこむ場合ですが、マイナス側はフレームとそもそも接続されているので、マイナスとマイナスを触ったところで電気は流れません。鳥が電線に止まっている状態と同じで、1本の電線に触れているだけなら感電しないというのと同じわけです。

 

またハヤブサの場合、バッテリーを接続した瞬間にキーがOFFにもかかわらずスピードメーターの針が動きますが、それが普通なので気にしないで下さい。

  注意事項

これらの記事には私の推測や不確かな情報も含みます。また、整備不良は生命の危険に直結する恐れがありますので自己責任でお願いします。