検証結果
デサルフェーター(Model 3+)を使って、過放電によりライトすら点灯しなくなってしまったハヤブサのバッテリーを復活させる事が可能かどうかを検証しました。検証に使用したバッテリーは以下の通り。
デサルフェーター(Model 3+)は下図の通り外部電源を使って動作させます。
Model 3にPSW1、L2を追加しています。
デサルフェーターとスイッチング電源を繋ぐハーネスの間にある黒い筒状のものはヒューズです。
スイッチング電源の出力はトリマを回して11Vに調整済みですが、すべてのスイッチング電源がこのように調整可能とは限らないので注意してください。
また今回使用したスイッチング電源は入出力共に日圧のVHコネクタが使われています。一般に入手し辛いコネクタかもしれませんが、某社では大量に使われているので流用できました。
まずはバッテリーを充電器に接続して満充電します。しかし劣化しまくったバッテリーは普通なら半日かかる充電が、わずか数時間で完了してしまいました。これは過放電による電極の劣化が激しく電池容量が激減している証拠です。
満充電の後にデサルフェーターを接続して1週間放置し、再び満充電させてバッテリーをバイクに取り付けました。
結果、とりあえずライトは点灯しましたがセルは数回転で停止・・・つまりバッテリーは復活していませんでした。
ここで諦めるのも勿体無いので、約1ヶ月ほどデサルフェーターに接続し続けて再挑戦。
が、しかし結果は前回同様でした。
結果、とりあえずライトは点灯しましたがセルは数回転で停止・・・つまりバッテリーは復活していませんでした。
ここで諦めるのも勿体無いので、約1ヶ月ほどデサルフェーターに接続し続けて再挑戦。
が、しかし結果は前回同様でした。
結論として、激しく劣化したシールドMFバッテリーを復活させることは難しいと言えそうです。
Web上では開放型バッテリーの復活記事を良く目にしましたが、シールドMFバッテリーの例はかなり少なかったように思います。
また、劣化しきって復活しなかった例も掲載されており、それと同様の結果になったのかもしれません。このあたりはデサルフェーターの仕様も違うので、私の製作したデサルフェーターに問題があった可能性もあります。
Web上では開放型バッテリーの復活記事を良く目にしましたが、シールドMFバッテリーの例はかなり少なかったように思います。
また、劣化しきって復活しなかった例も掲載されており、それと同様の結果になったのかもしれません。このあたりはデサルフェーターの仕様も違うので、私の製作したデサルフェーターに問題があった可能性もあります。
以上の通り今回の検証では期待した結果が得られませんでした。
しかしデサルフェーターの製作・検証を通じて得たアナログ電気回路の知識は仕事でも役に立っております。機械設計者として電気回路の知識を増やせた事は意外と良い影響がありました。それだけで儲けものだったと思います。
しかしデサルフェーターの製作・検証を通じて得たアナログ電気回路の知識は仕事でも役に立っております。機械設計者として電気回路の知識を増やせた事は意外と良い影響がありました。それだけで儲けものだったと思います。