なじょんしょば

99年式GSX1300R、自作オーディオ、カメラに関するあれこれ

デサルフェーター(検証編:スイフト)

    車載向けモデファイ

車載用として製作したデサルフェーター(Model 2)を愛車スイフトに乗せるべく、防水仕様へとモデファイすることにしました。

 

イメージ 1

 

イメージ 2

まずは手頃な大きさのタッパーにドリルで穴をあけ、両側にメネジが切ってある絶縁樹脂スペーサを取り付けます。

 

イメージ 3

基板上の各実装部品は振動による脱落・破損を防ぐ為、ホットボンドでしっかりと固定します。
振動というのはなかなか侮れないもので、電化製品などでも基板上の大型コンデンサなどはこのように補強してあったりします。

 

イメージ 4

タッパーの側面にハーネスを取り出すための穴をあけ、その周囲はシリコーンシーラントで埋めました。
このシリコーンシーラントで隙間を埋める作業は非常に難しく、作業性も悪いのでオススメしません。配線用防水スリーブ等を使ったほうが良いでしょう。

 

イメージ 5

タッパーのフタを閉じればご覧の通り、完全防水仕様のデサルフェータとなりました。

 

イメージ 6

 

イメージ 7

実車に取り付け動作を確認したところ無事に動作し、エンジンを停止してバッテリーの電圧が低下すると自動で停止することも確認しました。
取り付けはマジックテープを使ってもっと綺麗に固定する予定でしたが、途中で面倒になってごらんのとおりです。

    検証結果

購入以来1回もバッテリーを交換していないスイフトでの長期検証が終了したので、その結果を報告したいと思います。

 

 車輌:スズキ スイフト(2006年2月納車)
 走行距離:約90,000km
 設置:2013年1月2日
 撤去:2013年12月7日

 

設置した季節は冬の真っ只中で、バッテリーの劣化により非常に弱々しく回るセルの音に怯えながらの毎日のエンジン始動でした。
デサルフェーターを取り付けてから1ヶ月ほど経過すると若干セルの回り方も元気に。一応冬を乗り越え、気温が上がってくるとバッテリーの容量も上昇するので、バッテリーの劣化を気にするような事はなくなりました。

 

そして約1年後に再び冬が訪れたわけですが、某タイヤショップでバッテリーをチェックしてもらったところ、バッテリーの容量が10%程度にまで落ちており交換を進められました。
また気温の低下と共にセルの回りが目に見えて弱々しくなっていき、結局のところ新品バッテリーへ交換することに。

 

イメージ 8

そしてやむなくバッテリーを交換したわけですが、やはり新品バッテリーの威力は凄まじく、ここ数年間は聞いた事が無いようなセルの回転音です。
プラグのスパークも強力になったのか、低速トルクアップをしっかりと体感できました。私のスイフトマニュアル車なのでこのあたりは非常に分かりやすかったかも。

 

結論としては、デサルフェーターは劣化したバッテリーの性能を若干回復できるものの、それほど過度の期待をしてはならないアイテムだと私は感じました。今回のModel 2は出力も低いので性能回復というよりは性能維持程度がやっとなのかもしれません。
デサルフェーターお陰かどうかは良く分かりませんが、とりあえず純正バッテリーが約8年も持ちこたえてくれたので良しとしましょう。
もしModel 2と同程度のデサルフェーターを装着する場合、新品バッテリーに取り付けることこそが最大の効果を生むような気がします。

    バッテリー交換のコツ

余談ですが、エーモンから販売されているモリーバックアップという製品を使うことで、バッテリー交換時に車の電源を落とさずに作業することができます。

 

イメージ 9

 

イメージ 10

車での電源が落ちると時計などがリセットされるのは良く知られていますが、実はパワーウインドウの設定がリセットされるなどなどそのほかにも影響が出ます。最近の車は電気仕掛けなので大変です。
今回はメモリーバックアップのお陰で各種設定がリセットされることなくバッテリー交換が出来たので、各種再設定の煩わしさは皆無でした。

    注意事項

これらの記事には私の推測や不確かな情報も含みます。また、最悪の場合火災を招く恐れがありますので自己責任でお願いします。