なじょんしょば

99年式GSX1300R、自作オーディオ、カメラに関するあれこれ

Pioneer DVDマルチドライブ DVR-S17J-BK

本日は雨

本日の金沢は雨です。
この序文から始まる記事を書くのは8月以来!?なんだか久しぶりすぎて違和感がありますね(苦笑)
ちなみに今日の午前中は嫁さんが出かけるとのことで久しぶりに娘と2人っきり。生後8ヶ月を過ぎてますます活発に動き回る娘に手を焼いています(笑)

自作ならでは!!

我が社は毎年自己啓発として通信教育(半額会社負担)の斡旋があります。今回は「はじめての日常中国語会話」なる講座を受講する事にしたのですが、なんとCDが付属しているではありませんが!!
早速CDをPCに取り込んでiPodに転送していつでも聞けるようにと思ったら・・・なんとDVDドライブが死亡(-"-;A ..アセアセ
これはイカンと言うことで代替品を調達することにしました。

今回死亡したのはPioneer製のDVR-S12J-BK。その前はDVR-A12J-BKとPioneer製ドライブを使い続けてきたこともあり、代替品も当然Pioneerを候補にするのが自然な流れというものです。
しかし今やBlu-ray全盛のご時勢。PioneerもBDR-S07J等のBDドライブに開発・生産を注力しておりDVDマルチドライブは衰退の一途を辿っているようです。
しかも海外サイトではDVR-S20Lなるモデルが掲載されており、外観を見る限りLITE-ONの製品とまったく同一。価格的にも信じられないぐらい安いのでOEM供給を受けてPioneerブランドとして発売している製品に間違いありません。

とりあえずてPioneerのHPでDVDマルチドライブの製品情報を見てみると、DVR-S17Jシリーズが最新との事でした。しかし発売が2009年12月・・・なのにWeb上ではNEWと書かれています。オイオイ・・・。
製品の世代交代が早い自作PC業界ではたして2009年12月発売開始のモデルが流通しているのか!?価格.comで探してみるとFaithで販売している事が判明しました。
早速注文しましたが、お一人様1点限りとスーパーの特売のような注意書きが(笑)
やはり流通している量が少なく希少なモデルのようです。恐らく次回は入手不可となるような予感がするので、その時は大人しくBDドライブを購入したいと思います。

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さて、前置きが長くなりましたがこちらがDVR-S17J-BKです。20Xなどと何倍速で書き込みできるか書いてありますが、DVDドライブの書き込み速度は既に技術的限界に到達しているので他社も似たようなスペックです。

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裏を見てみると静音設計と書かれています。
そう、Pioneer製ドライブはCD読み取り時の静かさに定評があり、この点が気に入っているところでもあります。
またCD-Rへの書き込み品質はトップレベルとの評価もありこの点も気に入っているのですが、最近はCD-Rに書き込む事もないのであまり意味がないのかもしれません(苦笑)
CD/DVDの読み取りに関しては他社製ドライブの方が良いとの評価もあります。

更に今回注目したいのは防塵製アップの表記。過去のDVRシリーズ随一の防塵設計のようで、耐久性に期待が持てます。既に技術的限界に達しているDVDドライブに対して特に期待することはなかったのですが、これは良い意味で裏切られました。

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梱包材はDVR-S12J-BKでは紙製の緩衝材だったのですが、DVR-S17J-BKでは発砲スチロールに変わっていました。
個人的にはこちらの方が衝撃吸収力が大きそうで好感が持てます。ゴミの分別はメンドクサイですけど(笑)

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新旧の比較です。左(下)がDVR-S17J-BK、右(上)がDVR-S12J-BKです。

天面の板金の形状が変更されています。Pioneer曰く、この凹みによってDVDを回転させたときに生じる気流をコントロールし、静音化や安定した回転が得られるように工夫しているとのこと。
恐らく他社と比べるとPionner製ドライブの天板が一番複雑な形状のような気がします。

底面も微妙に変わっていました。特に隙間を塞ぐシールが増加しています。伊達に防塵性アップを謳っている訳ではなさそうです。

基板も新作のようでコネクタが省略されていたりしますが、SATAコネクタの位置は変わっていません。これは交換時にケーブルの取り回しを変更しなくて良いで助かります。

正面もボタンの形状やアクセスランプのLEDの大きさ、位置が変更となっており、DVR-S12J-BKとは既に別物であることが伺えます。
イロイロなサイトを調べてみると前のモデルであるDVR-S16Jシリーズから今回のような設計になったとのこと。
しかしPioneer伝統のピアノブラックと呼ばれる光沢のある黒色ケースはしっかりと継承されています。数あるメーカーの中でここまで意匠にこだわっているのはPioneerだけでしょう。

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早速DVR-S17J-BKにPCケースに固定するためのブラケットを付けて・・・

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PCケース正面からガシャコンと挿入。
ちなみにPCケースはAntecP180ですが、このケースの最下段にDVR-S17J-BKを取り付けようとするとドライブの底面が干渉して非常に入りづらいです。ちなみにDVR-S12J-BKも同様でした。
どうやら防塵用のテープの厚み分がPCケースのシャーシと干渉している模様で、P180シリーズのユーザーは要注意です。

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最後に電源ケーブルSATAケーブルを取り付けて終了です。
それにしても汚い。長年掃除していない事がバレてしまいましたね(苦笑)

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8個あるSATAコネクタがすべて埋まっています。我ながらアホな仕様だと思いますが、PCのカスタムが進んで気が付いたらこうなっていました(-"-;A ..アセアセ

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PCを立ち上げ、暫くするとこのような表示がでます。
そして更に時間が経過するとWindowsの警告文が出てきます。Vista以降のOSではハードウェアに大きな変更が生じるとライセンスの再認証を受けなければなりません。
しかしDVDドライブの変更だけならばライセンスキーの新規発行までは不要なので、数回のクリックで処理が完了しますのでご安心を。

そして私はCDのリッピングにExact Audio Copy(V0.95 Beta)を使っているので、このソフトの設定を修正します。
ドライブオプション ⇒ オフセット/速度で「読み込みサンプルオフセット訂正値」を+66へ変更します。
ちなみに各種設定は以下のとおり。

【DVR-S12J】
・Read sample offset correction : +18
・Write samples offset : :+48
・Combined read/write sample offset correction : +66

【DVR-S17J】
・Read sample offset correction : +66
・Write samples offset : :+48
・Combined read/write sample offset correction : +114

このあたりの情報はいつもCD-R実験室というHPより情報を得ています。
かなりマニアックな内容が掲載されており、Exact Audio Copyを細かく設定して使いたい方には聖書となるHPでしょう。

最後にCDを実際にリッピングし、無事に動作することが確認できました。
その際に気が付いた事ですが、防塵性能が上がってドライブトレイの機密性が高いせいかトレイ開閉時に「シャコッ!!」とDVR-S12Jの時には無かった音が発生します。

また、CD再生時は静音設計と言われるだけあってかなり静か。他社製ドライブを使っている人には驚異的な静かさに感じるでしょう。
CDを聞くなどの低回転ではほぼ無音ですが、高速読み取りになると当然ながらそれなりに騒音があります。

このように部品が壊れても自分で修理して使えるのが自作PCの魅力。そして自分好みに自由にアレンジできるのも自作PCだからこそ成せるワザなのです。
自作=難しいということは決してありません。むしろプラモデルに近い感覚で組み立てられるので、興味のある方は挑戦されてみては如何でしょうか?