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99年式GSX1300R、自作オーディオ、カメラに関するあれこれ

TAMRON ズームレンズ 望遠 SP 70-300mm F4-5.6 Di VC USD

  紹介

Canon ズームレンズ 望遠 EF-S55-250mm F4-5.6 IS IIと一緒にTAMRON製望遠レンズもお借りすることが出来たので短期使用レポートを書いてみようと思います。
お借りしたレンズはこちら。

 

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TAMRON製の望遠ズームレンズであるSP 70-300mm F4-5.6 Di VC USDです。
こちらはフルサイズ用のレンズなので非常に大きいレンズで、レンズフードを付けると更にその大きさが助長されます。
重さも765gとなかなかのヘビー級ですが、カメラに付けるとその重さが安定感となりEF-S55-250mm F4-5.6 IS IIよりも手ブレを抑えられるような気もします。

 

そして何よりも超強力な手ブレ補正に驚きました。シャッターボタンを半押しにした瞬間にファインダーの画像が静止すると巷でも賞賛されていますが、まさにそのとおりだと感じました。
この手ブレ補正の強力さは手持ち撮影時での非常に大きなアドバンテージになると思います。ただし、航空機を撮影するような場合は手ブレ補正をOFFにしないと、ファインダーの画像がカクカク動いて気持ちが悪いです。

 

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他のレンズと比べてみるとご覧のとおりです。
左がSIGMA 17-50mm F2.8 EX DC OS HSM、中央がCanon EF-S18-135mm F3.5-5.6 ISですが、長さも太さもご覧の通りヘビー級です。
しかしフィルター径は思いのほか小さいのでこちらはお財布に優しい仕様です。更にレンズの実売価格も35,000~40,000円ぐらいなので、300mmクラスの望遠レンズが欲しい方にはコストパフォーマンスの高いレンズと思われます。

 

では拙い写真ですが、このレンズで撮った写真をご参考までに。

 

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EOS 60D+TAMRON SP 70-300mm F4-5.6 Di VC USD / Avモード 300mm F6.3 1/400秒 ISO400 WB:オート PS:ポートレート

 

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EOS 60D+TAMRON SP 70-300mm F4-5.6 Di VC USD / Avモード 135mm F6.3 1/200秒 ISO400 WB:オート PS:風景

 

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EOS 60D+TAMRON SP 70-300mm F4-5.6 Di VC USD / Avモード 300mm F6.3 1/640秒 ISO100 WB:オート PS:風景

 

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EOS 60D+TAMRON SP 70-300mm F4-5.6 Di VC USD / Mモード 70mm F8 1/500秒 ISO100 WB:太陽光 PS:風景

 

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EOS 60D+TAMRON SP 70-300mm F4-5.6 Di VC USD / Mモード 300mm F8 1/640秒 ISO100 WB:太陽光 PS:風景

 

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EOS 60D+TAMRON SP 70-300mm F4-5.6 Di VC USD / Mモード 300mm F8 1/100秒 ISO100 WB:オート PS:スタンダード 1200×800ピクセルにトリミング

 

モザイクを入れなければいけないのは残念ですが、ポートレートで撮影すると色合いや輪郭が柔らかく優しい雰囲気の写真が撮影できるように感じました。シャープな写りが特徴のSIGMAに対し、柔らかい描写のTAMRONと巷で評されるのは分かるような気がします。
また上空を飛んでいる旅客機はピクセル等倍に拡大すれば大韓航空機であることが確認できました。
夕日はいつもは17mmのレンズで撮影していますが、70mm、300mmで撮影するとこれだけ大きく写ります。しかし個人的には空の群青~橙に変化していくグラデーションが好きなので夕日の撮影に積極的に使わないかなと思いました。
最後の写真はいわゆる上弦の月(月齢7.5)でトリミングした写真になります。300mmの威力は素晴らしく月のクレーターまで観察することができます。撮影時は無限遠にピントを合わせますが、無限遠付近のマニュアルフォーカスは非常にシビアな操作が必要でした。
余談ですが、月のクレーターのボコボコ具合を撮影するには満月よりも欠けている月の方が適しています。満ち欠けでイロイロな表情を見せるので、月は何度撮影しても飽きないような気がします。

 

さて、最初に入手する望遠レンズとしてCanon純正のEF-S55-250mm F4-5.6 IS II or STMとTAMRON SP 70-300mm F4-5.6 Di VC USDどちらにするか、実売価格がほぼ同等の店舗もあるので非常に悩ましいところです。
最大焦点距離が300mmまで必要で、最短焦点距離が70mmの使いにくさとその大きさ重さに耐えられるのであればTAMRON SP 70-300mm F4-5.6 Di VC USDですが、バランスを考えると自分にはEF-S55-250mm F4-5.6 IS II or STMが合っているのかなと思いました。まずはEF-S55-250mm F4-5.6 IS II or STMを使ってみて、それ以上の焦点距離が必要になった際には改めて望遠に特化した他のレンズを買い足すという方が良いかなと思った次第です。

  '17.12.22追記

結局2年半経過した現在もこのレンズやEF-S55-250mm F4-5.6 IS IIの購入には至っていません。

 

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EF-S55-250mm F4-5.6 IS IIの追記でも述べたとおりこの写真のレンズであるSIGMA 18-300mm F3.5-6.3 DC MACRO OS HSMを買ったお陰でこのレンズと同じ300mmの焦点距離を得ることが出来たので、それなりに望遠の世界を楽しめてはいます。

 

しかしこのレンズで撮影したシャープな半月の写真を見るたびに高倍率ではない望遠域のレンズを所有したい衝動に駆られます。とりあえず現在気になっているレンズはSIGMA 100-400mm F5-6.3 DG OS HSMですが、果たしてどうなるか?
こうして悩んでいる間も楽しいもので、じっくりと次の1本を決めていきたいと思います。

  注意事項

これらの記事には私の推測や不確かな情報も含みます。また、ご紹介したものの中にはメーカ廃盤のものもありますのでご了承下さい。

 

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