紹介
Canon ズームレンズ 望遠 EF-S55-250mm F4-5.6 IS IIとTAMRON ズームレンズ 望遠 SP 70-300mm F4-5.6 Di VC USDを借りた際に望遠レンズの楽しさを覚えた訳ですが、望遠レンズが必要とされるシチュエーションが無かったので暫くガマンしていました。が、娘の幼稚園の運動会という一大イベントが迫ってきたのでここぞとばかりに用意したレンズがこちらです。
SIGMA製の望遠ズームレンズである18-300mm F3.5-6.3 DC MACRO OS HSMです。
望遠ズームレンズと言うより高倍率ズームレンズと言った方が正しいでしょうか。ズーム倍率はなんと16.6倍です。
重さは585gあるので割と重いのですが、運動会で半日使っていてもそれほど苦にならない程度の重さで機動性を損なうほどのものではないと感じました。
300mmまでズームさせるとご覧の通りかなり鏡胴が伸びます。ズームリングは幅広で操作し易いですが、ズームリングの回転トルクは手持ちのレンズの中でも最も重く、しかもトルク感が一定ではなく80~135mmぐらいの領域で突然ズームリングが回し辛くなります。
これは慣れるまで少し面食らうかもしれませんが夢中で写真を撮影している中で自然と慣れました。
また、フルタイムMFではなくかつAF中にピントリングが回るのでレンズの先端部をホールド出来ません。テレ端での保持性はあまり良くないと感じましたが高倍率レンズであることを考えるとそんなものかと。
これは慣れるまで少し面食らうかもしれませんが夢中で写真を撮影している中で自然と慣れました。
また、フルタイムMFではなくかつAF中にピントリングが回るのでレンズの先端部をホールド出来ません。テレ端での保持性はあまり良くないと感じましたが高倍率レンズであることを考えるとそんなものかと。
他のレンズと比べてみるとご覧のとおりです。
左からSIGMA 30mm F1.4 EX DC HMS、SIGMA 17-50mm F2.8 EX DC OS HSM、SIGMA 18-300mm F3.5-6.3 DC MACRO OS HSM、Canon EF-S18-135mm F3.5-5.6 ISです。こうして並べると高倍率レンズの割には非常にコンパクトなのではないでしょうか。
またこのレンズはSIMGAの新しいレンズラインナップであるContemporaryシリーズの製品なので、従来のレンズとはデザインが異なります。スッキリとしたデザインになり、個人的には新しいデザインの方が好みです。
ちなみにフィルター径はφ72、実売価格は55,000~60,000円とSIMGAにしてはちょっとお高めのレンズになります。
では拙い写真ですが、このレンズで撮った写真をご参考までに。
18mmから300mmという焦点距離をカバーするこのレンズの使い勝手は抜群です。ここには掲載していませんが幼稚園の運動会では素晴らしい活躍を見せました。
画角変化のイメージはサンプル写真の1枚目と2枚目を見てください。公園全体を写した状態から300mmまでズームすると1枚目の中央に小さく写っていた軽自動車が2枚目の状態まで拡大されます。
なのでグランドを走り回る子供をアップで捉えることも十二分に出来ました。
画角変化のイメージはサンプル写真の1枚目と2枚目を見てください。公園全体を写した状態から300mmまでズームすると1枚目の中央に小さく写っていた軽自動車が2枚目の状態まで拡大されます。
なのでグランドを走り回る子供をアップで捉えることも十二分に出来ました。
画質の方は高倍率レンズとは思えないぐらいシャープな画質で、ワイド端からレテ端までキリッとした写真が撮影できます。好き嫌いはあるかもしれませんが風景を撮影するには非常に良いかもしれません。
ワイド端はいつも撮影している夕日はSIGMA 17-50mm F2.8 EX DC OS HSMで撮影とそれほど謙遜ないぐらいに感じます。等倍表示でみれば若干粗も発見できますが普通にプリントする分には違いは分からないぐらいだと思います。
テレ端では月も綺麗に撮影出来ました。また、8枚目の写真から夕日の左斜め下をズームしたのが7枚目の写真ですが、建設中のクレーンや鉄骨までシルエットが潰れずクッキリ写りました。もちろん手持ち撮影です。
それにしても高倍率レンズのテレ端がここまでシャープなのには驚きです。
ワイド端はいつも撮影している夕日はSIGMA 17-50mm F2.8 EX DC OS HSMで撮影とそれほど謙遜ないぐらいに感じます。等倍表示でみれば若干粗も発見できますが普通にプリントする分には違いは分からないぐらいだと思います。
テレ端では月も綺麗に撮影出来ました。また、8枚目の写真から夕日の左斜め下をズームしたのが7枚目の写真ですが、建設中のクレーンや鉄骨までシルエットが潰れずクッキリ写りました。もちろん手持ち撮影です。
それにしても高倍率レンズのテレ端がここまでシャープなのには驚きです。
その反面、F値が大きく暗いレンズということもあり、背景をぼかして柔らかいポートレートを撮影するのは少し苦手のように感じました。ふんわり柔らかい雰囲気の画質が好みならばCanonやTAMRONの方が得意なように思います。
一応5枚目の写真程度のボケなら比較的簡単に得られますが、これ以上となるとなかなか難しい撮影になりそうです。
一応5枚目の写真程度のボケなら比較的簡単に得られますが、これ以上となるとなかなか難しい撮影になりそうです。
手ブレ補正についてですが、TAMRONのような吸い付くようにピタッとファインダー像が安定するわけではなく、むしろファインダー像はかなり揺れます。
手ブレ補正が効いていないのでは!?と錯覚を起こしそうですが、撮れた写真はブレていないのでシャッターを切る直前に手ブレ補正をかける仕組みなのかもしれません。
噂によると手ブレ補正はニコンとパテント抗争があったらしく、従来から仕組みを変えた可能性が指摘されていますが、ブレるファインダー像に反して撮影した画像は特に問題ないので慣れの問題だと思います。
手ブレ補正が効いていないのでは!?と錯覚を起こしそうですが、撮れた写真はブレていないのでシャッターを切る直前に手ブレ補正をかける仕組みなのかもしれません。
噂によると手ブレ補正はニコンとパテント抗争があったらしく、従来から仕組みを変えた可能性が指摘されていますが、ブレるファインダー像に反して撮影した画像は特に問題ないので慣れの問題だと思います。
そんな訳でこのレンズはズームリングの操作感やファインダー像の安定性イマイチなど使い勝手には少し癖がありますが、高倍率レンズなのに画質が犠牲にされていないことやその焦点距離範囲の広さからくる利便性を考えるとお勧めできるレンズです。特にレンズ交換が高頻度に出来ない環境ではその真価が発揮され、運動会や旅行に最適なレンズではないでしょうか。
そんな訳で今持っているレンズの中でどれか1本だけにしなければならないと言われたらこのレンズを選ぶと思います。特に子育て世代には絶対にオススメ出来るレンズと言えます。
'17.12.23追記
このレンズはSIGMA 17-50mm F2.8 EX DC OS HSMと共に幼稚園イベントや家族旅行、海外出張などなどいたる所で大活躍しています。特に幼稚園イベントでは最強の活躍を見せており、このレンズ無しでのイベント参加はあり得ません。そんな訳で今持っているレンズの中でどれか1本だけにしなければならないと言われたらこのレンズを選ぶと思います。特に子育て世代には絶対にオススメ出来るレンズと言えます。
ただし、子育てが一段落した場合やカメラボディが2台体勢になった場合はこのレンズを最強レンズとして推奨するかは分かりません。
このレンズの画質は相当頑張っているとは思いますが、やはりTAMRON SP 70-300mm F4-5.6 Di VC USDのような普通の倍率の望遠ズームには勝てないような気がします。とは言え所詮は自己満足の世界で、L判の家族写真として楽しむ分には大満足出来ますのでご安心を。
それではこのレンズで撮影した作例を少しだけですが追加しておきます。
このレンズの画質は相当頑張っているとは思いますが、やはりTAMRON SP 70-300mm F4-5.6 Di VC USDのような普通の倍率の望遠ズームには勝てないような気がします。とは言え所詮は自己満足の世界で、L判の家族写真として楽しむ分には大満足出来ますのでご安心を。
それではこのレンズで撮影した作例を少しだけですが追加しておきます。
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