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99年式GSX1300R、自作オーディオ、カメラに関するあれこれ

SIGMA ズームレンズ 広角 10-20mm F4-5.6 EX DC HSM

  紹介

Canon EF-S55-250mm F4-5.6 IS IITAMRON SP 70-300mm F4-5.6 Di VC USDに引き続き、広角ズームレンズもお借りすることが出来たので短期使用レポートを書いてみようと思います。
お借りしたレンズはこちら。

 

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SIGMA製の広角ズームレンズである10-20mm F4-5.6 EX DC HSMです。
ご覧の通りズームをしても鏡筒はほとんど伸びません。
そしてズーム域は数字だけで見ると10-20mmと、70-300mmなどに比べると非常に狭く感じますが、広角域の1mmと言うのは変化する画角が大きく、その体感変化は250→300mmといった望遠域とは比べ物になりません。

 

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他のレンズと比べてみるとご覧のとおりです。
左がSIGMA 17-50mm F2.8 EX DC OS HSM、右がSIGMA 30mm F1.4 EX DC HMSですが、今回のこのレンズの大きさはこれらのちょうど中間といった感じでしょうか。
こうしてSIGMAのレンズを並べると、デザインが揃っていて気持ちが良いですね。ただSIGMAは交換レンズ郡を3つの新しいプロダクト・ラインに統合すると発表したので、最近販売されたもしくは今後販売するレンズのデザインはこれらとは異なります。

 

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そのほかの特徴として、このレンズボディはどうも艶消し塗装仕上げのように見えました。なので17-50mm F2.8 EX DC OS HSMや30mm F1.4 EX DC HMSのようなシボの入ったプラスチックそのものの外観ではありません。

 

では拙い写真ですが、このレンズで撮った写真をご参考までに。

 

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EOS 60D+SIGMA 10-20mm F4-5.6 EX DC HSM / Avモード 10mm F4 1/30秒 ISO800 WB:オート PS:スタンダード +1 2/3補正

 

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EOS 60D+SIGMA 10-20mm F4-5.6 EX DC HSM / Avモード 10mm F5.6 1/800秒 ISO100 WB:太陽光 PS:風景 +1/3補正

 

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EOS 60D+SIGMA 10-20mm F4-5.6 EX DC HSM / Avモード 10mm F8 1/500秒 ISO100 WB:太陽光 PS:風景

 

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EOS 60D+SIGMA 10-20mm F4-5.6 EX DC HSM / Avモード 20mm F8 1/250秒 ISO100 WB:太陽光 PS:風景 +1/3補正

 

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EOS 60D+SIGMA 10-20mm F4-5.6 EX DC HSM / Avモード 10mm F5.6 1/30秒 ISO2500 WB:オート PS:ポートレート

 

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EOS 60D+SIGMA 10-20mm F4-5.6 EX DC HSM / Avモード 20mm F5.6 1/30秒 ISO2000 WB:オート PS:ポートレート

 

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EOS 60D+SIGMA 10-20mm F4-5.6 EX DC HSM / Avモード 13mm F5 1/40秒 ISO640 WB:オート PS:ポートレート

 

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EOS 60D+SIGMA 10-20mm F4-5.6 EX DC HSM / Avモード 20mm F5.6 1/60秒 ISO100 WB:オート PS:風景

 

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EOS 60D+SIGMA 10-20mm F4-5.6 EX DC HSM / Mモード 10mm F8 1/250秒 ISO100 WB:太陽光 PS:風景

 

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EOS 60D+SIGMA 10-20mm F4-5.6 EX DC HSM / Mモード 10mm F8 1/400秒 ISO100 WB:太陽光 PS:風景

 

1枚目の写真は室内で最初の試撮りをしたときのものですが、10mmの焦点距離だとファインダーを覗いた瞬間に驚きの世界が待っていました。肉眼とはまったく異なる広角のワイドな画像は非常にインパクトがあります。狭い室内でも10mmであれば部屋全体を撮影する事が出来ます。
桜を撮影した時にまず思ったのが、青色が非常に強く出るレンズだと言うことです。これは最後の夕日撮影でも感じましたが、風景を撮影する際には空の青さが強調されるので個人的には良いなと思いました。また逆光でもフレアやゴーストは出にくいように思います。

 

望遠側は20mmまでカバーしているので、スナップ撮影にもまあまあ使えます。
最短撮影距離も全域で24mmなので思った以上に被写体に寄れるレンズで、このことから焦点距離の短さは自分が動くことでそれなりにカバー出来そうな感じもしました。
それでもこのレンズ一本ですべての撮影をこなすのは望遠側が辛すぎるので、このレンズ1本だけで撮影に出かけるというのは止めておいた方が無難です。

 

夕日撮影は空の霞具合からSIGMA 17-50mm F2.8 EX DC OS HSMでの撮影経験からそれほど綺麗な写真にはならないかな!?と予想していたのですが、撮れた写真の空の青さはその予想を良い意味で裏切ってくれました。
空が大きく写ることから私の夕日撮影スタイルにはベストなレンズです。縦構図にすると左上に月を入れることもできました。失敗としては頭上にあった電線が右上に入ってしまったこと。10mmという広角の世界は写り込む範囲が広いので余計なモノが画角に入らないよう細心の注意が必要になります。

 

この広角レンズというのは非常に使いづらいレンズですが、広角特有のワイド感や強烈なパースといった効果が得られるので、ハマれば非常にインパクトのある写真を撮影する事が出来ます。
私の主観ですが、最初に買い足すレンズといて望遠レンズと広角レンズのどちらをオススメするかと言えば望遠レンズですが、どちらが面白い?となると広角レンズです。
ちなみに広角ズームにはこのレンズ以外に比較的低価格なCanon EF-S10-18mm F4.5-5.6 IS STM、画質に定評のあるCanon EF-S10-22mm F3.5-4.5 USM、F2.8通しのTOKINA AT-X 11-20 PRO DX CAFと、イロイロな選択肢があります。価格、焦点距離、開放F値とそれぞれ一長一短で非常に悩ましい状況で、私もこれと言った1本を選べない状況にあります。

  '17.12.23追記

SIGMA 18-300mm F3.5-6.3 DC MACRO OS HSMを買ったお陰で300mmまでの望遠域はカバーできるようになったので、次は当然ながら広角レンズが欲しくなりました。そしてこのレンズで撮影した広大な夕日の写真が頭からどうしても離れず、遂に広角ズームレンズを買ってしまいました。

 

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買ったレンズはTokina AT-X 11-20 PRO DXで、ワイド端はこのレンズよりも1mm焦点距離が長いです。10mmと11mmの画角の違いは結構大きいのですが、F2.8の明るさがどうしても欲しかったのでそちらを優先しました。
広角ズームレンズは出番こそは多くないですが、標準域とはまた違った個性的な写真が撮れますので、是非とも導入されることをオススメします。ただし、カメラを始めてレンズを揃えていく過程では最後の方の入手で良いかと思います。

  注意事項

これらの記事には私の推測や不確かな情報も含みます。また、ご紹介したものの中にはメーカ廃盤のものもありますのでご了承下さい。

 

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