なじょんしょば

99年式GSX1300R、自作オーディオ、カメラに関するあれこれ

Logicool ワイヤレスマウス M705m

PC周辺機器環境改善 Vol.2

自作PCの周辺機器環境の改善第2弾ということで次は新しいマウスを導入しました。

イメージ 1

写真右側のマウスが新しいヤツで、Logicool製のワイヤレスマウス、型番はM705mというものです。
写真左側のものは会社で使用している同じくLogicool製のワイヤレスマウスM705tで、今回導入したものはこれの後継製品にあたります。ということで外形は全く一緒。違うのは色ぐらいなような気もしますが、よく見てみるといろいろ異なる点がありました。

まず仕様的な違いは以下の通りです。

M705t 1000dpi 135g 70x40x109mm 8ボタン
M705m 1000dpi 135g 71x42x109mm 7ボタン

最初に操作したときに若干幅広になった気がしましたが、こうして公称寸法を比較してみるとやはり横幅が2mm増えていました。気のせいじゃなかった事に少し安心(笑)

イメージ 2

外観についてはマウス天面の色がガンメタルからマットなグレーに。LogicoolのロゴもLogiに変りました。また表面の梨地具合がM705tに対してM705mはより荒く(よりザラザラに)なっています。
なのでM705tの方が手に吸い付くようなフィット感が得られるのですが、手汗のかきやすい夏場ではM705mの方がサラッとしていて快適なのかもしれません。まあ、ちょっとこれは実際に夏になってみないと何とも言えないのですが。

ちなみにレシーバーの方もサイズは変わらないものの仕上げが光沢からつや消しに。マウス本体と仕上げの仕様を統一したのでしょうか!?
そして対応するソフトウェアがSetpPointからLogicool Optionsというものに変わりました。まあ一度設定してしまえばその後はほとんどいじらないソフトウェアなので、使い勝手がどうこう言うものではないです。

イメージ 3

天面の四角いボタンを押すとホイールのファストスクロール機能をON/OFF出来るのは全く同じです。
各ボタンのクリック感は右・左クリックが若干固くなったような気がしますが、新品ゆえの固さなのかなぁとも思ったり。これはもう少し使い込んでみないと何とも言えません。しかし私は10年以上Logicoolのミドルレンジ製品を使い続けていますし、その経験の中でもこのクリック感は固い方かと思うのですが・・・。
感覚的な表現で申し訳ないのですが、M705tの「カチカチ」という軽いクリック感に対してM705mは「ガチンガチン」という節操のないクリック感で、押し始めのしっとり感なくて引っ掛かるような抵抗を感じます。

イメージ 4

一番変化があったのはこの左側面です。M705tは赤丸の部分にステルスボタンという隠しボタンがあったのですが、M705mではこれが廃止されてしまいました。
私はこのステルスボタンに検索機能を割り当てていて、右クリックしながらマウスをドラッグして調べたい文字を白黒反転し、このステルスボタンを押すと自動的にGoogle検索が立ち上がって選択した文字の検索結果が表示されるという素晴らしい機能を実現できていました。なのでこのステルスボタンが無くなったのは非常に痛いです。

イメージ 5

裏面はそれほど変わっていない印象ですが、マウスソールが梨地になって面積が小さくなってます。なのでマウスの操作感が若干重くなったような印象を受けましたが、新品のM705tと比べたわけではないので何とも言えません。
また、光学系が不可視レーザからLEDになったようです。Logicool曰くアドバンスオプティカルラッキングというものらしく、従来のLED式はもちろんのこと不可視レーザを使ったものよりも高精度なトラッキングが可能だとか。
まあセンサー位置が変わらないのでトラッキングによる使い心地の差はありません。しかしセンサー位置がマウス中央にあった方が手の動きとカーソルの動きのシンクロ率が高いような気がしますので、この辺りはいい加減に改善してもらいたいところです。

あとはON/OFFスイッチがかなり固くなっています。これはおそらく気のせいではないハズ。マウスを持ち運ぶときは必ずスイッチをOFFする習慣があるのでこのスイッチの節度は私にとっては意外と重要なのです。ということで残念!!
更によく見るとシルク印刷が全面廃止されすべて成形刻印に。どう見てもこれはコストダウンなんだろうなぁ~と思ってしまいました。

ちなみにM705tとM705mはラソンマウスという名を冠しています。なんと電池寿命が3年ということなのですが、M705tは2016年8月に購入して未だに電池交換していないので、掛け値なしに3年持ちそうです。しかも仕事で毎日長時間使っての結果なので大したものです。
おそらくM705mも同等の電池の持ちを発揮してくれることでしょう。地味ですがこの電池の高寿命化は意外とありがたく、これに慣れると他のマウスの電池の持ちの短さが苦になること間違いないです。

最後にまとめるとすれば、M705mはM705tの後継品ではありますが一部スペックダウンしてる節があり、良くなった面と悪くなった面が混在しているので正常進化モデルとまでは言えないでしょう。
個人的にはコストダウンの匂いが感じられちょっと残念なのですが、今のところこれに代わるミドルレンジ製品はないので仕方なしといったところでしょうか。

M705tの方が2年半以上使っていて指が当たる部分がツルツルになってくるなど、いろいろとダメージが出てきたのでこちらを自宅PC用に使うことにし、M705mの方を会社PC用に使ってみようと思います。

追記

この記事を書いた後もM705mの残念感がどうにも納得できなかったので、M705mのレビューをいろいろと探してみました。すると価格.comのレビューで私と同様の感想を持った方がいらっしゃって、やはりコストダウンによる残念な感じを受けたとのこと。
M705tは2013年8月発売、M705mは2018年1月発売で当面モデルチェンジはなさそうですが、次の後継機は是非ともM705t並みに仕上げてもらいたいところです。