なじょんしょば

99年式GSX1300R、自作オーディオ、カメラに関するあれこれ

代車CX-3

車検

毎日愛用しているAXELA Sport XDですが、早いもので購入から3年経過したので初の車検を迎えることになりました。もうそんなに経ったのかぁ~と、月日の流れる早さを実感した今日この頃です。

月日の流れと言えば私の乗っているモデルが発売されたのは2013年11月21日。そして購入したのが2016年2月で、同年7月14日にマイナーチェンジ。更に今年4月頃にフルモデルチェンジして同10月に次世代エンジン「SKYACTIV-X」の投入とのことです。
ってことでいわゆるBM前期型の割と終盤の生産品を乗っているわけで、現在のマツダ製品のフェイスデザインを見ると残念ながらいささか古さを覚えます(涙)

イメージ 1

んで車検の代車に選んだ車がこちらのCX-3で、エンジンは1.5Lのディーゼルターボ、ミッションはATです。このほかにもデミオ(MT有り)、アテンザCX-5CX-8を選べましたが、デミオは過去に乗ったことがあるのと、他の車種は大きすぎて狭い会社の駐車場で苦労することが目に見えていたのでパスにしました(苦笑)

以下、簡単なインプレッションです。

【外観】
ご覧のとおり非常に厳つい見た目です。男性的という言葉がピッタリかと。
ちなみにデミオと同じシャーシをのハズなのですが、一回り大きく見えますし、ボンネットの長さが強調されているデザインのような気がします。
それでもボンネットの長さはアクセラよりも短く幅もCX-3の方が若干細いので、取り回しの良さはCX-3の方に軍配が上がります。気軽に乗れる大きさとでも言いましょうか。

【ヘッドライト】
ヘッドライトは今時の車らしくLEDです。アクセラのHIDに比べると青みが強く青白い光の色で、HIDよりも暗く感じるような気がしました。この辺りは慣れの問題なのかもしれませんが、雨の日なんかはHIDの方が道路が見やすいのように思います。

イメージ 2

【ドライビングポジション】
運転席の足回りの空間の広さやハンドル、フットペダルの配置からくるドライビングポジションの良さは流石マツダだと感じました。この辺りは小型車でも手を抜くことなく作り込んでいるので、運転好きの方には好印象なポイントかと。
アクセラより当然シート高が高くアップライトなポジションですが、ドライビングポジションに関する違和感は皆無です。

【アクティブドライビングディスプレイ】
インテリアは私のアクセラよりも世代が進んでいる分だけハイテク度がアップしていました。アクティブドライビングディスプレイがカラーになり、カメラで読み取った速度標識が投影される新設設計。でもたまに間違えるのはご愛敬(笑)

【ナビ】
ナビの液晶は解像度が上がっていて画像の表示が綺麗になっています。
操作方法は変わっていないので、普通に違和感なく使えました。
ただし、CX-3コマンダーコントロールは低く運転席寄りの位置にあるため、アクセラより操作しにくく感じました。これは車内の狭さによるものなのでいささか仕方がないことなのかもしれません。

【ハンドル】
なんとハンドルヒーターなる新機能が追加されていました。この季節のハンドルヒーターのありがたみと言ったら最高でもう病みつきです。
しかしハンドルの温度はかなり高くなるので最初は違和感を覚えるかもしれません。またサイド部分しか温かくならないので、ハンドルを回して上部や下部を触ると冷たいのはちょっと残念なポイントです。
その他にはハンドルスイッチの配置と機能も変更されており、これにはちょっと慣れが必要でした。

イメージ 3


イメージ 4

【シート】
電動シートの方は運転席側だけですが、シートポジションメモリー機能、座面の角度変更、ランバーサポートの調節などが行えるようになっており、BMアクセラも後期型からは同様の機能を持つ電動シートになっています。
私はお尻と背中のお肉が極端に少なく車のシートにフィットしにくい体形なので、座面の角度とランバーサポート調整機能は本当に羨ましい限りです。
また、アクセラは背もたれと座面全面がスエード生地ですが、CX-3のシートのスエード生地は局部的です。そのためシートが冷えている時のひんやり感が強いと感じました。

また前席のシートもアクセラより一回り小ぶりなものが使われており、チャイルドシートを置いた時のフィット感がイマイチです。
それでも運転席に座っている分には窮屈さはそれほど感じませんし、SUVならではの運転視線の高さも相まって割と開放感があります。

【肘掛け】
一つ残念だったのは運転席と助手席の間に肘掛けがなく、お陰で左半身が非常に落ち着かない感じに。CX-3にとってこれが一番残念なポイントでした。

【後部座席】
シャーシがデミオと共通なので、外見とは裏腹に社内のスペースはやはり狭いです。特に後ろの席の狭さは厳しいものがありますね。

【エンジンフィーリング】
エンジンフィーリングは2.2Lのような溢れるトルク感はないものの、必要にして十分なパワーで普段使いで過不足を感じることはなさそうです。でもエンジン音が軽すぎてチープな音なのはなんだかなぁ~と。ただし2.2Lを知らなければそんなものなのかもしれません。
また現在はディーゼルエンジンは1.5Lが廃止されて1.8Lに排気量アップしているので、最新のCX-3のエンジンフィーリングや音はまた違うのかもしれません。

【ハンドリング】
ハンドリングは重くもなく軽くもなく落ち着いたしっとり感のあるもので非常に運転しやすいです。足回りは16インチのスタッドレスタイヤの影響なのかもしれませんが、車高が高い分だけ揺れやすいようにも思いました。
また、足回りはかなり硬めのように思います。18インチホイールを履いた純正状態だとかなりハードに感じるかもしれません。まあアクセラも同様なので私はあまり気になりませんけど。

【総評】
ガソリン車が\2,127,600から、ディーゼル車が\2,728,080からとかなりお高めなCX-3ですが、車内の狭さを考えると子育て世代にはコストパフォーマンスが悪すぎておススメできません。
運転するのが自分一人や、同乗者を乗せても大抵一人という方にはおススメで、大きい車は嫌だけどコンパクトカーのチープさも嫌という方には良いかもしれません。なので趣味性の高い車だと思います。

ガソリンエンジンディーゼルエンジンの価格差ですが、これは燃料代で回収するという考えは持たない方が賢明で、ディーゼルエンジンのトルクフルな出力特性に惚れこみ、かつ、それに50万の価格差の価値があると思える方がディーゼルエンジンをチョイスすべきかと思います。

また、女性がCX-3に乗っているとカッコ良く見られるような気も。これは妄想と言われそうですが(苦笑)
ということで万人受けは決してしないであろうニッチなポイントを突いた挑戦的な車。CX-3にはそんな印象を持ちました。