なじょんしょば

99年式GSX1300R、自作オーディオ、カメラに関するあれこれ

PFU内部潜入♪

雪も一段落♪

今日は雪も雨に変わり、中越地区の道路状況の混乱も解消したのではないでしょうか。
次は12月に入ってからでしょうかね?あまり降らない事を祈りましょう人(--*)
雪に埋まった車を発掘するのは大変ですからね(笑)
昨晩はふと空を見上げると雲の切れ間からオリオン座が見え、雪が降った直後だったので空気が澄んでいて、とてもきれいでした☆

本題の前に

さて、「11/17の「キーボード」の記事PFUという会社をご紹介しましたが、私とPFUさんの関係をちょこっとだけ説明しておきます。

ワタクシのお仕事は医療機器の設計・開発なのですが、厚生労働省の通達によりいわゆるEMC対策が義務付けられています。
そのEMC対策の一つに「自ら不要な電磁波を発しないこと」という項目があり、PFUさんにある電波の強さを測定する特殊な施設をお借りするわけです。

ちなみにデジカメやパソコンといった情報機器も似たような規格に適合するよう、開発者さん達は日夜がんばっています。デジカメやパソコンのどこかに「VCCI」、「CE」、「FCC」といったロゴが貼ってあると思いますので、探してみてください。

では内部公開!!

さて、その特殊な施設ですが、電磁波を遮断できる特殊な部屋を指します。
これを電波暗室と言うのですが、一般の方はまずお目に掛かることがないので、ご紹介します。(一応PFUテクノコンサルのHPで公開されていますが)

イメージ 1

今回は迫力が伝わるように大きめの写真をアップしました。真ん中がモザイクなのはウチの開発機なんで勘弁して下さい(笑)
壁に白いクサビがたくさんありますが、これは電波吸収体でして、この部屋の中では携帯電話はもちろん「圏外」となります。また、後に見える2本の柱にそれぞれ測定アンテナがセットされています。床面積はバレーボールのコートと同じぐらいといったところでしょうか。
この数億円する部屋を時間単位でレンタルするのですが、当然お値段も結構します。
なので少ない時間で対策・測定を終わらせるのが、貧乏会社に勤める技術者の腕の見せ所であります(-"-;A ..アセアセ

PFU富士通で開発される商品ももちろんこの部屋で試験しています。あの漆塗りキーボードもここで試験されたのかもしれません。
果たして50万円のキーボードは何台売れたのでしょうか?今度PFUさんにおじゃましたら聞いてみます♪
ちなみにバイクなども同様に不要な電磁波を放射していないか試験するそうです。(浜松市在住のヤ○ハ社員の友人に確認済み)

おわりに

今日は普段垣間見ることの無い開発現場の裏をちょこっとご紹介しました。
私は基本的に機械設計が担当で電気系は主分野ではないのですが、何故だか電磁波関係となるとたいてい私に仕事が回ってきます(苦笑)
これで一応anniは真面目に仕事をしている事が証明されたでしょうか(笑)