なじょんしょば

99年式GSX1300R、自作オーディオ、カメラに関するあれこれ

Canon ズームレンズ 望遠 EF100-400mm F4.5-5.6L IS II USM

はじめに

Canon EOS 60DSIGMA 18-300mm F3.5-6.3 DC MACRO OS HSMをぶら下げてたまにF-15を撮影しに行くのですが、撮影回数を重ねるにつれてもう少し焦点距離が長く描画性能の高いレンズが欲しいと強く思うようになりました。

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F-15が空港の展望デッキ正面を通過するシチュエーションで300mm望遠(APS-Cなので要1.6倍)ならこれが機体を大きく写せる限界。高倍率ズームレンズの望遠端ということを鑑みれば写真の解像感もこんなものなのかもしれませんが、やはりもう少しカリっとした画が欲しいところです。
まあ、自分の撮影テクニックが未熟ということもあるかもしれませんが・・・。

また、空港及びその周辺で飛行機撮影を楽しんでいるカメラマンのレンズは、

  • SIGMA 100-400mm F5-6.3 DG OS HSM Contemporary
  • SIGMA 150-600mm F5-6.3 DG OS HSM Contemporary
  • Nikon AF-S NIKKOR 200-500mm f/5.6E ED VR

などを良く見かけます。更に気合の入った方達はSIGMA 60-600mm F4.5-6.3 DG OS HSM SportsやCanonの白レンズもチラホラと。これらの超望遠レンズ達に囲まれて撮影していると、高倍率ズームを使っている自分の劣等感といったらそりゃもう・・・。
それでも撮影は楽しんでナンボ!!機材じゃない!!と自分に言い聞かせてましたが、ここ数年の激務によるストレスが私の物欲リミッターをぶち壊す日が遂に来てしまいました。

紹介

前置きが長くなりましたが、私が購入したレンズがこちら。

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Canon製の望遠ズームレンズであるEF100-400mm F4.5-5.6L IS II USMです。
一時はSIGMAのレンズの購入を考えていたのですが、最終的にはそれらのレンズにも不満を抱くようになったり、いつまでもEF100-400mm F4.5-5.6L IS II USMの存在が気になり続けるのでは?と考え、一切の寄り道をせずに王道かつゴールのレンズを買ってしまいました。
まあ、ベテランなら「その通り!!」と言えるのかもしれませんが、定価で税込33万円もするこのレンズ。普段サードパーティ製レンズばかりを使っている万年初心者がおいそれと買える代物ではありません。なので流石に今回は中古品に手を出しました。

と言っても、物欲リミッターが外れた状態で何気なく某オークションを見ていたら、

  • 業者ではなく個人
  • 2017年購入のワンオーナー
  • 過去の入札・落札評価がすべて「非常に良い」
  • 商品説明に誇張がない

という商品をたまたま見つけて出せる上限の金額で入札し、これで買えなかったら当分諦めようと軽い気持ちで待っていたら、なんと落札出来てしまった次第です。
到着したレンズをチェックすると正常に動作するのはもちろんのこと、ほとんど使われた形跡がなく新品同様の外観で、安くはなかったですがとても良い買い物が出来ました。尚、某オークションでレンズを購入するのは危険と言う意見もありますので、利用される場合はお気をけ下さい。

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さて、毎度おなじみのレンズの外観比較です。
左からTokina AT-X 11-20 PRO DXSIGMA 17-50mm F2.8 EX DC HMSSIGMA 18-300mm F3.5-6.3 DC MACRO OS HSM 、Canan EF100-400mm F4.5-5.6L IS II USMです。
今まで使っていたレンズ達との大きさの差は歴然。重量も1570gでSIGMA 18-300mm F3.5-6.3 DC MACRO OS HSMの3倍近く、最初に持った時は「こんなのを使いこなせるだろうか?」と不安になるぐらいのただモノではない感をヒシヒシと感じました。

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フィルタ径は77mmでSIGMA 17-50mm F2.8 EX DC HMSと同じ。Tokina AT-X 11-20 PRO DX が82mmだったので、鏡筒の太さの割にフィルタ径が意外と小さいなという印象です。
これで晴れて憧れのCanonの白レンズを手に入れたわけですが、最初に実物を手に取ったときは「あれ?真っ白じゃなくて薄いグレーだぞ!?」と思ってしまいました。そう感じる人は少なくないらしく、普段の印象と思い込みというのは怖いものです。

では拙い写真ですが、このレンズで撮った写真をご参考までに。

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EOS 60D+EF100-400mm F4.5-5.6L IS II USM / Avモード 400mm F8 1/500秒 ISO320 WB:オート PS:スタンダード

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EOS 60D+EF100-400mm F4.5-5.6L IS II USM / Avモード 400mm F8 1/500秒 ISO160 WB:オート PS:スタンダード -2/3補正

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EOS 60D+EF100-400mm F4.5-5.6L IS II USM / Avモード 330mm F5.6 1/2000秒 ISO100 WB:オート PS:スタンダード +2/3補正

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EOS 60D+EF100-400mm F4.5-5.6L IS II USM / Mモード 100mm F8 1/400秒 ISO100 WB:オート PS:スタンダード

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EOS 60D+EF100-400mm F4.5-5.6L IS II USM / Mモード 400mm F8 1/2000秒 ISO640 WB:オート PS:スタンダード

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EOS 60D+EF100-400mm F4.5-5.6L IS II USM / Tvモード 135mm F5 1/1600秒 ISO160 WB:オート PS:風景

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EOS 60D+EF100-400mm F4.5-5.6L IS II USM / Tvモード 100mm F4.5 1/1600秒 ISO125 WB:オート PS:風景

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EOS 60D+EF100-400mm F4.5-5.6L IS II USM / Mモード 400mm F8 1/200秒 ISO500 WB:オート PS:スタンダード 1800×1200ピクセルにトリミング

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EOS 60D+EF100-400mm F4.5-5.6L IS II USM / Avモード 400mm F8 1/500秒 ISO100 WB:オート PS:風景

写真は本レンズを使用した初回と2回目の撮影のものになります。下手な写真なのはご容赦を。
まず最初の2枚を撮影したときは、望遠端にもかかわらず恐ろしく解像していることと、コントラストが高くて色乗りがこってりしている点に驚きました。飛行機撮影においてもAF速度と精度の高さから写真の歩留まりが非常に高く、最強レンズの凄さを垣間見ることに。撮った画像をカメラの背面液晶で見た瞬間に「凄い!!」とこれほどまでに思ったのはこのレンズが初めてです。

また、月を撮影するとクレータまでくっきり写ります。月撮影は基本的にライブビューで拡大表示してピントはMFで合わせますが、試しにファインダーを覗いて見るとクレータを見分けることができ、MFも可能なのでは?と思わせるぐらいでした。
最後の蓮の花は望遠端で撮影していますが、F8まで絞っているのにピントが合っているのは花の中心のみ。超望遠レンズのピントの薄さに驚きます。

そしてやはりこのレンズをぶら下げていると、空港などでゴツイ機材を抱える猛者共に囲まれていても心に余裕を持てました(笑)
後は機材を言い訳に出来なくなってしまったので、それに見合うだけのスキルを身に付けないと!!と強く思った次第です。

注意事項

これらの記事には私の推測や不確かな情報も含みます。また、ご紹介したものの中にはメーカ廃盤のものもありますのでご了承下さい。

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