なじょんしょば

99年式GSX1300R、自作オーディオ、カメラに関するあれこれ

Canon デジタル一眼レフカメラ EOS 60D

  趣味なら本気で

思い焦がれてから早数年。遂に私もデジタル一眼レフカメラを手に入れました。
それがこちらです。

 

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Canonデジタル一眼レフカメラEOS 60Dです。
ボディとレンズキットが3種類ラインナップされていますが、いろいろ考えた末にEF-S 18-135 IS レンズキットを購入しました。

 

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中身はご覧の通りで、カメラ本体と付属品と高倍率ズームレンズが1本が入っています。

 

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EF-S 18-135 ISを装着した様子はご覧の通り。
この一眼レフの重厚なフォルムに魅了される男性諸氏は多いことでしょう(笑)

 

さて、何故今回このチョイスをしたかですが、まずはデジタル一眼レフカメラについて情報を整理しながら説明したいと思います。
デジタル一眼レフカメラは大きく分けて2種類が存在し、それは撮像素子の大きさで大別されます。

 

 ・35mmフルサイズ(36.0×24.0mm)
 ・APS-Cサイズ(約23.4mm×16.7mm)

 

撮像素子が大きい方がカメラの性能としては上になりますが当然価格も高くなります。私のようなカメラ素人がいきなり35mmフルサイズに手を出すのも豚に真珠ですし、懐事情もあるのでAPS-Cサイズのデジタル一眼レフカメラを選択することにしました。
ちなみにAPS-Cサイズと言っても各社、各モデルで微妙に撮像素子の大きさがことなります。

 

 ・Canon : 約22.5×15mm - APS-C (x1.6)
 ・NikonSony : 約24.0×16mm - APS-C (x1.5)

 

実はNikonSonyに対してCanonは若干小さい寸法になります。
ちょっと話は横に逸れますが、写真用語のひとつに35mm判換算焦点距離というものがあります。レンズは焦点距離という仕様がありこの数値が大きければ大きいほど望遠のものを大きく撮影できるのですが、通常この焦点距離は35mmフルサイズ機に取り付けた場合の数値を示しています。
APS-C機に同じレンズを取り付けると、撮像素子の大きさの関係で焦点距離が35mmフルサイズ機に比べて1.5~1.6倍に増えてしまいます。上の( )内の数値はその意味です。
つまり、35mmフルサイズ機で50mmの焦点距離となるレンズをAPS-C機に取り付けた場合、その実際の焦点距離は70~80mmに換算され、これを35mm判換算焦点距離と言います。

 

話を元に戻しますが、APS-C機をラインナップしているメーカーはCanonNikonSonyが国内カメラメーカー御三家ですが、これら各社間にレンズの互換性はありません。
一眼レフカメラはレンズを交換することで様々な写真を撮影できるのが醍醐味のひとつであり、カメラ1台に対して複数のレンズを持つことが通常となります。
また、メーカーが同じであればカメラを買い換えてもレンズの互換性は確保されるので、以前に揃えたレンズを資産として活用する場合は同じメーカーのカメラを買わざるを得ません。

 

と言うわけで最初にカメラメーカーを選択するの事はその後のカメラライフを決定してしまうのですが、私はなんとなくカメラと言えばCanonというイメージがあったためCanonを選択しました。更に自分の周りにCanon一眼レフカメラを使っている人が多かったのもその理由のひとつです。

 

そしてCanonAPS-C機のラインナップは以下の通りです。

 

ボディのみ(2/15価格comより)

 EOS 7D \92,800(\81,800) 2009年10月02日発売
 EOS 60D \58,800(\54,800) 2010年09月18日発売
 EOS Kiss X6i \69,800(\54,458) 2012年06月22日発売
 EOS Kiss X5 \61,800(\42,800) 2011年03月03日発売

※ 価格はカメラのキタムラ
※ ( )内の数値は最安値

 

初めてのデジタル一眼レフカメラなので最安値を狙って通販するのではなくカメラのキタムラの店頭で買いたいと思い、価格のベースはカメラのキタムラの店頭価格にしています。ついでに商品代金の5%で5年保証も付けられたり、自宅に近い店舗で修理や相談が受けられるのは何よりもありがたいことです。

 

さて、スペックの順に上から並べるとこのようになるのですが、価格で見ると逆転現象がおきています。また、EOS Kiss X6iは発売から時間が経過していないうえに、最新機種であることからスペックの一部はEOS 60Dを超えています。

 

詳しいスペックはメーカーサイトを見ていただくとして、私がEOS 60Dを選択したポイントは以下の通りです。

 

 ・EOS 7Dは価格的に高すぎる
 ・EOS 7Dのスペックを発揮できるだけの技術を持ち合わせていない
 ・EOS 60Dは発売から時間が経過しているので底値に近い
 ・EOS 60Dはキタムラ価格では何故か一番安い
 ・EOS 60DEOS Kiss X6iよりも見やすいファインダー
 ・動画撮影性能は求めない
 ・Kissシリーズに比べて一回り大きく、フォルムがより一眼レフらしい

 

というわけで、コストパフォーマンスと見た目を優先しました。
ここまで安いとEOS 60Dはモデルチェンジが疑われますが、スペックを比べるとキリがないですし、なによりその差を体感できるだけの技術がないと宝の持ち腐れになります。
最安値を狙って購入するならKissシリーズもアリだったかもしれませんが、キタムラの価格ならEOS 60Dになるのが必然です。

 

次にボディ単体では撮影できないので、当然レンズとセットのものを買うことになります。
レンズキットはいくつか種類があるのですが、それらは以下の通り。
EF-Sの後に続く数字はレンズ焦点距離範囲を示しています。

 

 EOS 7D EF-S 15-85 IS U レンズキット \126,800(\123,799)
 EOS 7D EF-S 18-135 IS レンズキット 登録情報なし
 EOS 7D EF-S 18-200 IS レンズキット \124,200(\114,800)

 EOS 60D EF-S 18-55 IS レンズキット \72,800(\63,996)
 EOS 60D EF-S 18-135 IS レンズキット \78,500(\76,890)
 EOS 60D ダブルズームキット \76,800(\72,340)

 EOS Kiss X6i EF-S 18-55 IS II レンズキット \79,200(\57,831)
 EOS Kiss X6i EF-S 18-135 IS STM レンズキット \80,820(\72,280)
 EOS Kiss X6i ダブルズームキット \80,820(\68,798)

 

何故だかEOS 60D EF-S 18-135 IS レンズキットのキタムラ価格は最安値と非常に近い値段です。また、EF-S 18-135 IS レンズキットはレンズが1本なのにレンズが2本のダブルズームキットより高価なのは、レンズそのものの値段が高いからです。

 

ダブルズームキットはEF-S 18-55 ISとEF-S 55-250 ISが付属していますが、意外とEF-S 55-250 ISは出番が少ないのでは?と私は考えました。
逆にEF-S 18-55 ISだともう少しズームできれば!!と思うことも多く、それならばEF-S 18-135 ISにすれば日常的に使う分にはあらゆる焦点距離をカバーしていて一番使いやすいと思った次第です。

 

なんとなくお買い得感からダブルズームキットを選択する人が多いような感じですが、EF-S 55-250 ISは後から買い足せばいいですし、中古ならば15,000円程度だったので納得しました。
また、すぐに50mmの単焦点レンズを買う予定だったので、そうなるとEF-S 18-55 ISだとその出番がほとんど無くなるだろうと予想したのもあります。

 

今回EOS 60Dをカメラのキタムラで買うにあたり、自分の一番欲しいものがキタムラの店頭価格と価格.comの最安値の差も一番小さく一番お買い得で、これほどニーズが一致することは珍しいかもしれません。

 

しかしこうやって買い物をするときにスペックと価格を比べ、自分にとって最も最良となるような選択を考える作業はとても楽しいですね。まあ、万人がそうであるとは思いませんし、むしろオススメしませんが(苦笑)
このような性癖?習性?が自分に備わったのは自分の生業が設計ということが大きく関係しているのかもしれません。数ある選択肢の中から要求される仕様・品質を満たし、かつ最も安くなるような選択をすることが業務なので。

 

さて、ゴタクは十分すぎるほど並べたので後は自分のスキルを向上させる番です。こればっかりは数をこなして体で覚えるしかないと思いますので、愛娘をネタにバシバシ写真を撮っていこうと思います♪

  '17.12.17追記

さて、約5年ほどこのカメラを使いましたが、シャッターを切った回数が何回なのかが気になったのでCanon Eos Digital Infoというフリーソフトで調べてみることにしました。ちなみにこのソフトの最新版は2017年12月現在でバージョン1.4となっています。

 

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なんとたったの1万ショット。
しかし2015年10月に1度シャッターユニットを交換しているので、トータルでは2万ショットは超えていると思われます。
その他には2014年3月にフォーカシングスクリーンを交換しています。
普通のデジタル家電製品と違って修理して長く使えるところが一眼レフカメラの良い所ではないでしょうか。ちなみにキャノンのサポート情報ではEOS 60Dの修理対応期間は2021年5月です。2010年9月発売なので10年のサポート期間を設けているようです。
と言うわけでまだまだ安心して使えそうだということが分かりました。

 

EOS 60DはEOS2桁機(中級機)で初めてプラスチックボディとバリアングル液晶モニタを採用し、一部のカメラマニアからは軟派になったと言われたカメラですが、それによる軽さと撮影アングルの自由度向上の恩恵は大きかったように思います。
やはり軽いカメラの方が気軽に持ち出す気になりますし、バリアングルモニタは三脚使用時にその使い勝手の良さに感激すら覚えます。

 

しかし発売から7年経った今、後継の70D、80Dに比べるとAF関連の性能差はいかんともし難いものがあり、動体撮影はかなり辛い部分があるもの事実です。また、後継機に比べて画素数が少ない点にデメリットは全く感じていませんが、星景を撮影するようになってからは後継機では改善されている高感度性能に不満が出るように・・・。
とは言うもののまだ買い換える予定も無く当面の間は現役で頑張ってもらう予定です。しかし修理出来ないのは流石に困るので修理対応期間が終了するまでには7D Mark IIか80D、若しくはそれらの後継機に買い換える予定です。

 

それにしてもEOS 60Dを買ってからは自分の生活や趣味に多大な影響がありました。そして数々の思い出を綺麗な写真に残せたことにも感謝です。

 

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特に子供が生まれて幼稚園や保育園に通うようになると、年に数回のイベントが発生するので一眼レフカメラは大活躍します。
しかしこのようなイベントはビデオカメラが主役で意外と一眼レフカメラを携えている人は少ないように思います。我が家のように写真係りとビデオ係りが役割分担されていれば、一眼レフカメラは目覚しい活躍を見せるでしょう。
子供の成長記録を一眼レフで残そうと考えていらっしゃる方はその後に待ち構えるビデオカメラ問題が勃発しますので、「誰がビデオカメラを担当するか?」は早めに決めておいた方が無難だと思われます。

 

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そして子供以外では普段は中々目に出来ないものを写真に収めようという情熱が沸いて来るため、夜空や夕焼け、ホタルなどなど美しい自然現象を求めにアクティブに出かけるようになりました。しかしこれは家族から反感を買うので一概に良いこととは言えませんが・・・。

 

そんな訳でEOS 60D一眼レフカメラ初心者でも扱い易く、更に撮影経験を積んでも期待に応えてくれる頼もしい相棒です。この懐の広さがEOS2桁機(中級機)の良いところではないでしょうか。

  注意事項

これらの記事には私の推測や不確かな情報も含みます。また、ご紹介したものの中にはメーカ廃盤のものもありますのでご了承下さい。

 

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