なじょんしょば

99年式GSX1300R、自作オーディオ、カメラに関するあれこれ

フロントブレーキキャリパー清掃

  手順

純正のフロントブレーキキャリパーが手元にないので、今回はbremaoでの説明になります。しかし基本的に作業内容に違いはない筈なので、ピストンが6個になる分だけ若干作業が増えるぐらいじゃないでしょうか。

 

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まずはキャリパーを固定しているボルトを外し、キャリパーを車体から分離します。

 

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パッドスプリングを押し込んで、パッドピンを外します。
純正の場合、パッドピンはベータピンで固定されてるので、それをラジオペンチなどで引き抜き、パッドピンを外してください。

 

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パッドピンを抜くとブレーキパッドが外れます。
写真のbremaoはブレーキパッドが4枚あるので、それぞれどの位置に装着されていたのか、分からなくならないよう整頓して置いておきます。

 

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3,000kmの走行で汚れはこれぐらい。各ピストンにブレーキダストが堆積しているのが分かるかと思います。
ただし、高速道路を使って長距離を移動する方なんかはそれほど汚れないのかもしれません。

 

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バケツにぬるま湯を入れてそのなかにブレーキキャリパーを丸ごと沈めます。そして中性洗剤と歯ブラシで汚れを落としていきます。
このとき、ブレーキホースにテンションが掛かって痛まないよう、紐か何かでハンドルから吊り下げておくと良いらしいです。私は面倒なのでしていませんが・・・。

 

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ご覧のとおり、ぬるま湯はあっと言う間に真っ黒に。ちなみにブレーキピストンの根元(シール部分)は歯ブラシで強くこするとシールが痛みそうなので、歯茎のように優しく洗ってあげた方が良いかもしれません。

 

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ちなみにピストンは歯ブラシの届かない部分があるので、キャリパーピストン脱着ツールで回転させて、隠れた部分の汚れもしっかり落としましょう。

 

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ご覧の通り綺麗になりました。

 

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次はピストンの動きがスムーズになるようメタルラバーを注油します。
注油後は各ピストンを何度か出し入れ(通称もみ出し)して、油を馴染ませましょう。そして余分な油は汚れを付着させるだけなので、ウエスで綺麗に拭き取ります。注油のときに大量に吹き付けると、この拭き取り作業のときに苦労しますので注意してください。

 

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後は逆の手順で組み付けて終了です。
最後にフロントブレーキレバーを数回握って、ブレーキが掛かることを必ず確認して下さい。この作業を怠るとかなり危険です!!
最近ブレーキの効きやフィーリングがイマイチだな~と思ったら、この作業をやってみると良いかもしれません。地味で大変な作業なのですが、効果は体感できると思います。

  注意事項

これらの記事には私の推測や不確かな情報も含みます。また、整備不良は生命の危険に直結する恐れがありますので自己責任でお願いします。