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99年式GSX1300R、自作オーディオ、カメラに関するあれこれ

Canon ズームレンズ 広角 EF16-35mm F2.8L III USM

紹介

天気の良い週末はEOS 60DEOS 7D Mark IITokina AT-X 11-20 PRO DXを付けて夕日・夕焼け撮影をすることが多いのですが、こういった風景写真こそEOS 5D Mark IVの出番です。
しかしながらフルサイズ用の広角レンズを持っていなかったので、思い切ってこちらのレンズを購入しました。

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Canon製の広角ズームレンズであるEF16-35mm F2.8L III USMです。

2016年10月発売で、EFマウントのF2.8通し広角ズームレンズとしてはこれが最終形となります。
そんな終焉を迎えつつあるEFレンズなので、いつものように某オークションで中古を入手したのですが、前オーナーの申告通りズームリングに小さな擦り傷があるものの、全体としてはも外観に傷やテカりもなく使用感がほとんどない美品ででした。
また、

  • 2016年11月年購入のワンオーナー
  • 使用頻度は月に1~2回程度
  • 元箱・付属品完備

とのことで使用頻度も低く、インナーズーム式だからかレンズ内部のチリもなくとても綺麗な状態でした。
また、広角レンズはフードが浅く前玉をぶつける可能性が高いため、後ほどプロテクトフィルターを購入して取り付けています。しかしフィルタ径が82mmともなるとプロテクトフィルターも高かった!!

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さて、毎度おなじみのレンズの外観比較。左がTokina AT-X 11-20 PRO DX、右がEF100-400mm F4.5-5.6L IS II USMです。
EF16-35mm F2.8L III USMのAPS-CバージョンがTokina AT-X 11-20 PRO DXですが、やはりフルサイズ用のレンズの方が断然大きく重いのです。しかし最大径はどちらも変わらず、APS-Cでフィルタ径が82mmもあるTokina AT-X 11-20 PRO DXがある意味バケモノなのかも。
ちなみに同じF2.8通しズームのEF24-70mm F2.8L II USMよりもEF16-35mm F2.8L III USMの方が全長が長く、これはインナーズームであるが故の特徴だと思います。また、手にした際の感想はEF24-70mm F2.8L II USMと同様です。

では拙い写真ですが、このレンズで撮った写真をご参考までに。

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EOS 5D Mark IV + EF16-35mm F2.8L III USM / Avモード 16mm F8 1/320秒 ISO100 WB:太陽光 PS:風景

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1枚目の写真を6720×4480 ⇒ 3948×2632へトリミング

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EOS 5D Mark IV + EF16-35mm F2.8L III USM / Avモード 16mm F8 1/320秒 ISO100 WB:太陽光 PS:風景

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3枚目の写真のコンマ数秒後の写真を横構図 ⇒ 縦構図へトリミング

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EOS 5D Mark IV + EF16-35mm F2.8L III USM / Avモード 35mm F5.6 1/60秒 ISO800 WB:太陽光 PS:風景

1枚目の写真はセンサに付着したゴミや赤白ポールが写っていたりと残念な写真ですが、青空のグラデーションの写り具合の参考として掲載しました。
また、EF16-35mm F2.8L III USMはとても解像度高いレンズで、EOS 5D Mark IVの高画素数と組み合わせた時のトリミング耐性が非常に高いと感じました。2枚目と4枚目の写真がその証です。
この解像力は流石Lレンズ!!と思わせるものがあり、夕焼けのグラデーションの表現力などはEOS 7D Mark II + Tokina AT-X 11-20 PRO DXでは到底真似できないレベルです。

そんな撮り慣れた夕焼け撮影の時に感じたのですが、フルサイズの16mmはAPS-Cの11mm(換算17.6mm)よりもずっと広角でその画角の広さに驚いたと同時に、画面内に写り込むものも増えるので構図作りが難しいと思いました。
まあ、いざとなればズームするかトリミングすれば良いですし、なにより解像力が高いので2枚目の写真のように大幅にトリミングして標準域のレンズで撮影した風にも加工出来てしまう点は、撮り直しの難しい航空機撮影では非常に有利に働きそうです。

これまでの経験から広角ズームの出番はそれほど多くはなく、コストパフォーマンスは悪いと思います。しかしこの広い画角でないと撮れない写真もあり、更に星景写真も撮りたかったのでどうしてもF2.8の明るさが必要でした。
そんなわけで本レンズを使った撮影はまだ少ないですが、その色乗りと解像力の高さは非常に気に入っており、今後が楽しみなレンズです。

注意事項

これらの記事には私の推測や不確かな情報も含みます。また、ご紹介したものの中にはメーカ廃盤のものもありますのでご了承下さい。

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