なじょんしょば

99年式GSX1300R、自作オーディオ、カメラに関するあれこれ

カーボンパーツ補修

  手順

深い傷の付いたカーボンパーツの補修方法をご紹介します。

 

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こちらはnao製リアフェンダーですが、TEAM ADACHI製リンクKIT&ペンスキー製専用サスペンション装着時にタンデム走行した影響でシートフェンダーと干渉して削れてしまいました。

 

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このような深い傷はコンパウンドで磨いて消えるレベルではないので、まずは傷を埋めるためにアロンアルファを使用します。

 

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傷部分にアロンアルファを少しずつ盛っていきます。一度に大量に塗っても乾かず垂れてしまうだけなので、ここは気長に何度も同じ作業を繰り返します。硬化促進剤を使うと乾燥が早くて楽なのかもしれませんが、この時は使用していません。

 

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最後は飽きてきて乱暴に施工しました。
その結果、接着剤を塗布した部分が白化してしまいましたが、これは特に問題ありません。

 

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まずは余分に盛った接着剤をヤスリで削って成形します。

 

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余計な部分を傷つけないようにテープで養生しながら作業します。
成形が終わったら次は紙やすりで表面を整えていきます。最初は200~300番程度が良いでしょう。

 

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その後は600番、800番、1000番と細かい紙やすりに変えていき、周辺部分と段差がなくなるよう仕上げていきます。
基本的には200~300番の紙やすりで最初に行う荒削り工程の出来が最終的な仕上がりに最も影響します。

 

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紙やすりで周辺部分との段差を消したら、プラモデル用コンパウンドで磨いていきます。
粗目、仕上げ目、超仕上げ目の3種類を用意しましたが、結局粗目しか使用しませんでした。

 

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コンパウンドで磨けば、ご覧のとおり殆ど傷は分からなくなります。
手先の器用さと根気が求められる作業ですが、特殊な道具を使用しなくてもこの程度には修復できます。
費用も掛かりませんし、DIY精神溢れる方は是非ともチャレンジを。

  注意事項

これらの記事には私の推測や不確かな情報も含みます。また、整備不良は生命の危険に直結する恐れがありますので自己責任でお願いします。