なじょんしょば

99年式GSX1300R、自作オーディオ、カメラに関するあれこれ

FET式差動ヘッドホンアンプ(実装編)

  実装編

 

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いよいよラグ板に各部品を実装していきますが、まずはセオリーどおりジャンパー線を取り付け、次に背の低い抵抗やダイオード類を実装していきます。
ラグ板には部品が一つしか挿し込まれない穴と複数の部品が挿し込まれる穴があるので、この時点ではんだ付け出来る箇所と出来ない箇所があるので注意しましょう。

 

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長いラグ板も短いラグ板も基本的にレイアウトは同じなので、片方を作れば残り片方は比較的迷わず作業できます。
一応抵抗のカラーコードの並びが揃うように実装しましたが、この辺りのコダワリは人それぞれだと思います。

 

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次にトランジスタやFETの実装ですが、外側の足を45度ずつ広げてこのような形にリードをフォーミングします。

 

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トランジスタやFETは熱に弱いのでヒートクリップを使って保護しました。
もしかしたら必要ないのかもしれませんが、せっかく頒布して頂いた半導体類を破損させるのは勿体無いので。

 

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小さいトランジスタとFETのはんだ付けが終わりました。
次は出力段の大きなトランジスタのリードを同様にフォーミングしておきます。
しかしこうしてみるとラグ板に整然と直立するトランジスタ類の凛々しいこと。プリント基板の表面実装を見慣れている人間にとってはすごく新鮮な眺めです。

 

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大きなトランジスタの実装が完了しました。
トランジスタ類は取り付けに方向性があるので、逆に向けて実装しないよう注意しましょう。

 

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次に大物であるコンデンサ類ですが、予めこのようにリードをフォーミングしておきます。

 

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一番大きなコンデンサもこのようにリードを広げておかないと上手くラグ板に入りません。

 

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コンデンサ類のはんだ付けが完了しました。
ここまで来れば部品の実装はほぼ終わりです。

 

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次にハーネスを製作します。
このように予め2本のハーネスをよじって予備はんだしておけば実装中にバラバラにならずに作業がしやすいです。

 

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ハーネスをはんだ付けするとこのような感じになります。
頒布して頂いたハーネスの被覆は割と溶け易いので注意しましょう。

 

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すべてのハーネスをはんだ付けするとこのような感じになります。
使用している線材はAWG26ぐらいですが、あまり太いものを使用すると作り辛いと思いますし、コレぐらいが無難な太さだと思いました。

 

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私は最後に実装したのですが、可変抵抗器はこのように足を曲げて予めはんだ付けしておきます。

 

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実装してからでも調整できますが、私は予め指定の68Ωに調整しておきました。

 

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最後にハーネスの長さはご覧のとおりです。
この長さは線材の切り出し寸法を記載しています。ストリップ長や経路等で長さは変わりますので、参考程度にした方が無難です。また、LEDのハーネスは捩ってしまうので切り出し長さは不明です。
短すぎるのは届かなくなるので論外ですが、長すぎるとそれはそれでみっともないので、長すぎず短すぎずの長さを探る作業が部品実装では一番大変だったように思います。