なじょんしょば

99年式GSX1300R、自作オーディオ、カメラに関するあれこれ

トランス式USB DAC(TpAs-203 Ver.-AKI.DAC実装編)

  AKI.DAC実装編

 

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トランスの次はAKI.DACの部品実装に入ります。
このキットには実装部品が同梱されており、R7~10とC3,4はキット付属のものを使用します。

 

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ご覧の通り特に悩むことなく実装できますが、AKI.DACはグランドがベタパターンでかつスルーホール基板なので、はんだコテの熱が基板に奪われやすくイモはんだになり易いので注意してください。
実装部品のリードを切り落とした状態ではんだ付けした方がはんだコテの熱が逃げにくく、はんだ付けしやすいかもしれません。

 

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電解コンデンサ類はキットに付属のものは使用せず、ぺるけ氏から頒布して頂いたものを実装します。
ちなみに使用するトランスやLPFの種類によって実装するコンデンサの容量が異なるのでこちらも要注意です。

 

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C14(一番大きい電解コンデンサ)のリードにハーネスをはんだ付けします。ハーネスはヘッドホンアンプの製作で余ったLED配線用(AWG28相当)のものを使いました。
赤をLEDのアノード、黒をカソードに接続し、AKI.DACにUSBの電源電圧である5Vが供給された時にLEDが点灯する仕組みです。

 

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次は繊細なはんだ付けが求められるのでコテ先をS4型に交換します。

 

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AKI.DACのLED1の両端に先ほどのものと同じハーネスをはんだ付けします。
写真では黒がアノード側、白がカソード側となっていますが、本来は逆に接続する予定でした。はんだ付けに集中するあまりハーネスの色確認を怠ったわけですが、この細かいはんだ付けをもう一回やる自身が無かったので現状のままとしました。
このLEDはPCがAKI.DACを認識すると点灯します。

 

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正しくはんだ付け出来たかを確認するためにAKI.DACをPCに接続してLEDが点灯するか確認しました。C14側は820Ωの抵抗をかませて赤色LEDを、LED1側は橙色LEDを直に接続しています。
無事に両方のLEDが点灯したのでOKとしました。

 

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無事にLEDが点灯したので、次はLEDの光をどのように見せるかを実験することにしました。
2mmのアルミ板に1.0mmと1.5mmの穴を開けてLEDの光を通した結果、1.5mmの穴の方が見た目のバランスが良いのでこちらに決定しました。
そして一番左側の1.5mm穴に瞬間接着剤を流し込んでみました。

 

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1.5mm穴に流し込まれた瞬間接着剤は上図のように表面張力で凹レンズのような形で固まります。
この瞬間接着剤で形成された凹レンズはLEDの光を集光もしくは拡散するので、LEDの眩しさを軽減できるのでは!?という考えです。

 

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まずは何もしないただの1.5mm穴です。
強烈なLEDの光で直視するのは難しいぐらいです。

 

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対して瞬間接着剤を流し込んだ方はご覧の通り光の広がりが少なく、眩しさも低減されました。もしかすると瞬間接着剤は光の透過率がそれほど高くないのかもしれません。
また、凹レンズの効果で拡散すると思っていたのですが、程よく集光してLEDの光がほぼ直線になったようです。
瞬間接着剤の量でこの集光・減衰具合が変わりそうな予感がするので、この辺りは今後の課題です。