なじょんしょば

99年式GSX1300R、自作オーディオ、カメラに関するあれこれ

トランス式USB DAC(TpAs-203 Ver.-LED実装編)

  LED実装編

 

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ケースのフロントパネルにLEDを固定するために、2mmのアクリル板を2枚重ねて3mmの穴を開けたLED保持用のブロックを製作しました。
2.8⇒2.9⇒3.0mmと穴径を0.1mmずつ広げていったところ、3mmの穴でLEDを圧入するのにちょうど良い具合でした。
ちなみに使用したLEDはマルツに売っていたφ3スモークタイプ(乳白タイプ)のもので、型番は下記のとおりです。
緑:LSLED-BG301 ⇒ C14側に接続(5V給電確認用)
橙:LSLED-Y301 ⇒ LED1側に接続(PC接続確認用)

 

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LED固定用ブロックをフロントパネルに接着し、LEDを点灯させてみました。するとなにやら中央に黒いもやのようなものが。
どうやら瞬間接着剤が黒色の塗料を溶かしたようで、瞬間接着剤で凹レンズを形成するという目論みは見事に失敗しました。

 

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しかも時間が経つと瞬間接着剤の蒸気によりフロントパネルが白化。
LED光どころか外観も損ねてしまったので、瞬間接着剤はアセトンで綺麗に除去することにしました。

 

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LED光の眩しさを瞬間接着剤で形成した凹レンズで緩和する予定でしたが、作戦を変更して上質紙を一枚挟むことにしました。
本職の経験でLED光を最も綺麗に拡散できる素材は紙であることを知っていたのですが、実製品には耐久性の観点から紙の使用は出来ず乳白のアクリル板でLED光を拡散させていました。
今回のアンプは自分で使うものなので紙はいつでも交換できますし、そういった耐久性等の制約はないので簡単かつ効果の高い紙による光拡散を採用することにしました。

 

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ご覧の通りLEDはアクリルブロックに差し込んであるだけで、接着剤は使用していません。
ちなみに2mmのアクリル板は硬くて脆いので加工が非常に大変でした。1mmを4枚重ねて製作したほうが作り易いと思います。

 

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試験的に点灯させてみるとLED光を直視しても眩しくない明るさとなり、非常に満足できる出来栄えとなりました。
若干緑色LEDの方が明るいのですが、これ以上追求する気力がなかったのでこのままとしています。気になる方はLED電流制限抵抗の抵抗値を増減させて調整すると良いかと思います。

 

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LEDのリードはこのように加工し、ハーネスをはんだ付けしやすいような形状にしました。
緑色LEDには2.7kΩの炭素皮膜抵抗をはんだ付けしており、輝度を下げるため抵抗値はかなり高めです。
緑色LEDに対して橙色LEDは暗く見えますし、LEDは輝度のばらつきも激しいので見た目の明るさを揃えるにはトライ&エラーで調整する必要があると思います。