なじょんしょば

99年式GSX1300R、自作オーディオ、カメラに関するあれこれ

トランス式USB DAC(TK-20 Ver.-基板製作編)

フィルタ/2次負荷抵抗基板

サンハヤトのユニバーサル基板ICB-90を2階建てにして、1階にCR/LCフィルタ、2階に2次負荷抵抗を実装することにしました。その検討の結果がこちら。

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CRフィルタの定数は、

  • C5,6:220μF
  • C:75Ω
  • R:0.039μF
  • 2次負荷:12kΩ

LCフィルタの定数は、

  • C5,6:470μF
  • L:2.7mH
  • C//R:0.01μF//560Ω
  • 2次負荷:13kΩ

としました。これは原典どおりです。

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まずは基板製作に先立ち、部品をピッキングして両面テープを貼った紙に並べ、念のためテスターで抵抗値を測って正しい部品かどうかを確認しておきます。
こうしておけば、組み立て途中で部品を探す手間も省け、部品のつけ忘れも防げるので一石二鳥。

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基板の製作方法は2作目と同じくぺるけ式(勝手に命名)としました。
この実装方法はジャンパ線を這わせるのが非常に面倒ですが、その後の部品実装とはんだ付けのしやすさが魅力です。また、部品交換も非常に楽というメリットもありますが、幸いにも未だにそのメリットを享受したことはありません。
尚、使用した銅線のサイズは0.28mmです。

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実装後の姿はご覧のとおりです。
インダクタは中心軸が平行にならないように45度傾け、中心軸が直交するようにしました。クロストークの悪化を避けるためにもインダクタは距離を広げて実装したいことろですが、ユニバーサル基板にICB-90を選択した時点である程度割り切るしかありませんでした。

銅線で作った輪っかは配線をはんだ付けするための端子台ですが、作り方のほうはこちらを参考にして下さい。

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2次負荷抵抗基板の方もご覧のとおりです。
フィルタ基板に比べれば特に凝った部分もなく、容易に製作できました。

AKI.DAC基板

AKI.DAC基板の製作方法については1作目2作目の記事をご覧下さい。

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今回初めてご覧のUL1429 AWG28の電線をLED配線に使用しましたが、この被覆がなかなか曲者でした。LED配線は手で捻ってツイストするのですが、細い割には被覆が硬くてなかなか綺麗に捻り癖が付いてくれないのです。
余談ですが、このような小売の電線でULマーク(PROCESSED WIRE)が貼付されているものは初めて見ました。これは自作向けなんかじゃなく、米国輸出品を生産している企業向けのガチな部品です。が、しかし被覆がアレなので使用はオススメしません。

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