なじょんしょば

99年式GSX1300R、自作オーディオ、カメラに関するあれこれ

FET差動バッファ式USB DAC(組立編)

  組立編

 

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いきなり完成状態の写真で申し訳ありません。
USBケーブルはトランス式USB DACを作る際に余ったELECOMのノイズガードUSB2.0ケーブル(0.3m)を使いました。このUSBケーブルはしっかりシールドされている分硬くて曲げにくいですが、長さも丁度で綺麗に収まったので良かったです。
おそらくトランス式USB DACと同じHarmonet製の0.2mのケーブルを使ってもOKだと思います。

 

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AKI.DACに繋がる緑色LEDの抵抗はトランス式USB DACと同じく2.7kΩ、電源スイッチの黄緑LEDはぺるけ氏の作例どおり5.6kΩの電流制限抵抗としました。
緑色LEDの方はまだ明るすぎる気もするので更に大きな抵抗を付けても良いかもしれません。

 

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フロントパネル及びリアパネルはご覧のとおりです。
今回は黄緑色LED付き電源スイッチにしたので、FET式差動ヘッドホンアンプの電源スイッチも赤色LEDから黄緑色LEDの電源スイッチに交換しました。赤色LEDは眩しすぎましたが黄緑色LEDは丁度良い明るさです。

 

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FET式差動ヘッドホンアンプの電源スイッチ交換とトランス式USB DACのLED位置変更も行ったので久しぶりにそれぞれのケースを開きました。せっかくなので3台を並べて記念撮影。なかなかこのような機会は無いので貴重なショットです。

 

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3台の電源投入状態はご覧のとおりです。
写真ではあまり気になりませんが、電源スイッチの黄緑色LEDの色とDACの緑色LEDの色が少しミスマッチな感じですが、代替LEDの選定と輝度調整の抵抗選定が面倒なので当面はこのまま運用したいと思います。

 

さて、肝心の音ですが、出来立てホヤホヤの状態ではぺるけ氏の言うとおり低域に締りが無く高域もどこかモヤっとする聞きしに勝る残念な音です(笑)
が、三日三晩通電しっぱなしで放置した後に聞いた音は随分とマシになり、完成から6日後は更に音がクリアになり見通しが良く艶が出てきました。

 

巷ではトランス式はしっとりとした艶のある音、対してFET式はスピード感と低域のパンチ、高域の伸びがある元気な音と評されていますが、私もそのように感じました。
どちらが良いかと言われると好みの問題になりますが、私は今の所トランス式の方が好きです。FET式のエージングが進めばまた変わる可能性がありますが、トランス式の方が音のまとまりが良いというか聴いていて心地が良いです。
私の文才の問題で上手く伝えられないのがもどかしいのですが、バイクに例えるなら並列2気筒50馬力エンジンと直列4気筒50馬力のエンジンがあるとして、そのどちらのエンジンの鼓動が心地良く感じられるか?といえば伝わるでしょうか!?いや、尚更分からないですよね(苦笑)
いずれにせよどちらのDACも甲乙付け難い素敵な音を奏でてくれています。

 

ただ、トランス式は他のアンプに繋げるにはアンプの入力インピーダンスを気にしなくてはならないので、手軽にHPA-12ヘッドホンアンプ0dB HyCAAヘッドホンアンプClass AAヘッドホンアンプに接続できるようになったのは非常にありがたいことで、久しぶりにこれらのアンプを引っ張り出して、iPod接続時とは違った濃密な音楽を楽しんでいます。

 

さて、このような楽しみを享受できるのもDACの設計の詳細をWeb上で公開し、更に今や入手困難となった貴重なFET(しかも選別済み)を頒布して下さるぺるけ氏のお陰です。最後になりましたがこの場を借りて御礼申し上げます。