まずはボリュームのシャフトを切断。今回は目測を誤り若干切り過ぎな感じで、シャフト長さが短くなり過ぎてしまいました。
またシャフトの切断にはリュータの切断砥石を使用しましたが、切断中の熱がシャフトを伝わってボリューム全体が温かくなって嫌な感じがしたので、今後はいつも通り金ノコを使って切断しようと思います。
そしてリアパネルに部品を取り付けます。
ちなみにヒューズホルダの取付穴はダブルDカットの仕様ですが、今回のケース加工ではその加工が面倒なので普通の丸穴にしています。そのかわりに「FUSE」の表記が水平になるようヒューズホルダの取付角を調整しました。
フロントパネル仮組中に問題発覚。なんとPhoneジャック固定ブラケットの穴位置寸法が2mmずれていました。この後やすりで丸穴を長穴に修正し、Phoneジャックの取付位置を2mm下げて事なきを得ました(汗)
前後パネルの取り付けに先立ってトランスをケースに取り付け、フロントパネルとリアパネルの配線は可能な限り済ませておきます。
尚、使用した線材はACラインはUL1007 AWG24、信号ラインはUL1007 AWG26です。ACラインがAWG24という細さで大丈夫なのか!?と不安になる方もいらっしゃるかもしれませんが、AWG24の許容電流は3.5 A、対してトランスの定格は20W程度=1次側の電流は0.2A程度なのでたぶん大丈夫だと思います。
そしてフロントパネルとリアパネルをドッキング。各配線は貼り付けタイプの配線固定具で固定しました。
今回使用した電源スイッチは内部に青色LEDが入っており、DC12Vで駆動する仕様なのですが、その電源は基板の電源整流部直後の正電源側コンデンサから取りました。
ということで青色LEDを約DC8Vで駆動することになるのですが、思いのほかちょうど良い明るさに光ってくれたので結果オーライ。おそらくDC12Vで駆動していたら私的は眩しすぎたでしょう。
基板に実装するLEDは写真のように配線で引き出して電源スイッチの上部に設置します。
フロントパネル周りの配線処理はご覧の通りです。
LEDの実装方法はトランス式USB DACと同じです。また、LEDの光が眩しすぎたので大きめの抵抗をぶら下げてかなり電流を絞っています。
リアパネル周りの配線処理はご覧の通りです。
全体の雰囲気はご覧の通りです。
凝った部分もなく無難なレイアウトと仕上がりですが、綺麗に仕上がったので満足です。
ゴム足には貼り付けタイプのタカチB-P42を使いました。ちなみにこのゴム足は廃番となっており、代替品はB15-5だそうです。
この後DCオフセットを再調整し、各部の電圧を測定しました。
各部の電圧はご覧の通りです。これはLチャンネル側の測定値ですが、Rチャンネル側も概ね同じ値でした。リファレンスから大幅に狂っているところはないので概ね良好といったところでしょうか。