なじょんしょば

99年式GSX1300R、自作オーディオ、カメラに関するあれこれ

MITANI 作業用グローブ 3GR M TECH

紹介

撮影に作業用グローブを使用するようになると、もはやこれなしでの撮影は考えられないようになりました。
指先が若干余ることによる操作性低下のデメリットよりも、手汗に対する精神衛生上の問題解決とカメラのホールド性の向上のメリットの方が大きく、とても気に入って使っていたのですが、ある撮影地でうっかり紛失してしまうという事件が。
そこで次なる相棒として導入したのがこちら。

前回と同じくMITANI製の作業用グローブですが、今回はアップグレードして3GR M TECHというハイパフォーマンスモデルに。そしてサイズもダウンしてLサイズをチョイスしました。
前回のM TECHとの違いは、

  • フィットするコンプレッション機能
  • 抜群のストレッチ
  • 裏面加工インナーグリップ
  • タッチパネル対応

といういことで、高い通気性と繰り返し洗える点は同じです。
まず、サイズをLサイズにしたのは大正解。装着感が少しきつめになりましたが、指先の余りが無くなったのでカメラの操作感は大幅にアップ。また、きつめと言ってもストレッチ性が高いのでそこまでの窮屈さはありません。
更にコンプレッション機能により手の甲側の余りも少なく、装着感は抜群。何気に嬉しかったのはタッチパネル対応で、グローブを外さずにスマホを操作できるというのは意外にも便利でした。
少し値段はしますが、MITANI製グローブを買うならこちらのモデルをお勧めします。

注意事項

これらの記事には私の推測や不確かな情報も含みます。また、ご紹介したものの中にはメーカ廃盤のものもありますのでご了承下さい。

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MITANI 作業用グローブ M TECH

紹介

真夏に撮影していると手汗がボディやレンズに付着し、グリップのシボに汚れが溜まったりするのが嫌でした。
これを防ぐにはボディやレンズを直接触らないこと=グローブを装着するとなるわけですが、グローブを装着することでカメラの操作性が低下するのも問題です。しかしそれでも使ってみなければ分からないということで導入したのがこちら。

MITANI製のM TECHという作業用グローブです。
普通にホームセンターで売られているものです。しかし作業用グローブも価格はピンからキリまで。こちらは作業用グローブとしてはそこそこの値段がしますが、通気性とグリップ感が良く、更に洗えると言う点が購入の決め手になりました。

実際の使用感ですが、カメラを持った時のグリップ感は抜群で、素手で持つよりカメラのホールド感は抜群に良くなりました。しかし、今回はLLサイズだったせいか指先が若干余ってしまい、その影響でダイヤル類の操作性が悪くなってしまいましたが、それでも何とか許容範囲です。
そしてボディやレンズに手汗が付く心配がなくなったのは精神衛生上とてもありがたく、当初の目的を達成できたので満足できる買い物でした。

唯一の不満はグローブを装着したままスマホを操作できないことでしょうか。特に飛行機撮影の場合はスマホアプリFlihgtradar24を使って飛行機の現在位置を確認したくなるので、その際にグローブを毎回外さなければならないのは正直面倒です。

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これらの記事には私の推測や不確かな情報も含みます。また、ご紹介したものの中にはメーカ廃盤のものもありますのでご了承下さい。

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Kenko PRO1D プロND8ワイド

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飛行機撮影も回数を重ねてくると、だんだん欲が出ていつもとは違った写真表現を狙いたくなってきます。
その一つが、被写体の動きに合わせてカメラを動かしながら撮影し、背景をブレさせて躍動感やスピード感を演出する流し撮り。空港の展望デッキなどでトライする機会が増えてきました。
そしてシャッタースピードを落とせば落とすほど背景が流れ、被写体が浮かび上がってきます。

EOS 5D Mark IV + EF70-200mm F2.8L IS III USM / Mモード 200mm F4 1/20秒 ISO6400 WB:オート PS:オート

夜間であれば光量が絶対的に不足するので、手持ちで撮影する限りはシャッタースピードの下限はないようなものです。むしろ、画質の観点から自分の腕が許す限り極限までシャッタースピードを落として絞りを開き、ISO感度の上昇を抑えます。
しかしながら昼間の場合は光量が多いため、シャッタースピードを落としていくと絞りがどんどん深くなり、どこかで絞りの上限に到達してそれ以上シャッタースピードを落とすことができなくなります。

EOS 5D Mark IV + EF70-200mm F2.8L IS III USM / Tvモード 145mm F18 1/60秒 ISO100 WB:太陽光 PS:スタンダード

こちらが夕方・順光の時に撮影した写真でSS1/60秒で絞りがF18。晴天・順光ともなれば絞りはF20以上になります。そうなると小絞りボケの問題が出てきたり、上の画像のようにワイヤーフェンスが写り込みやすくなったりといった弊害も出てきます。

では光量の豊富な昼間でも絞りを開きつつシャッタースピードを落とすにはどうすればよいか?
その答えの一つがNDフィルタを使ってレンズに入射する光量を制限することです。そこで用意したのが、

Kenko製のNDフィルタで商品名はPRO1D プロND8ワイドです。

NDフィルタはご覧のとおりレンズに装着するサングラスと思っていただければOKで、色が濃くなるに従いND2、ND4、ND8、ND16といった具合に型式の数字が増えていきます。 この数字は光の透過量を表しており、ND2=光量1/2、ND4=光量1/4といった具合に数字が大きくなればなるほど光の透過量が小さくなっていきます。また、これを露出に換算するとND2=1段、ND4=2段といった具合になり、ND8のNDフィルタは絞り3段分の効果があるということになります。

ちなみに可視光の波長範囲はおよそ360~830nmで、NDフィルタにはこの波長範囲にわたって一様に均一な透過量が求められ、高級な製品であるほどその均一性が高い傾向にあります。また、特定の波長のみ透過量が多い/少ない場合、写真の色味が変わってしまいますので、あまりにも安い製品は避けた方が良いかもしれません。

EOS 5D Mark IV + EF70-200mm F2.8L IS III USM / Tvモード 145mm F11 1/25秒 ISO100 +1/3露出補正 WB:太陽光 PS:スタンダード

レンズにNDフィルタ(ND8)を装着して撮影した写真がこちら。
青天・順光でSS1/25秒でも絞りはF11になりました。ワイヤーフェンスの写り込みもだいぶ軽減されましたが、完全には影響を排除できておらず、写真上部の雲が少し変な色になっています。
ND16を使えばさらに絞りを開くことができるのでワイヤーフェンスの影響もほとんど気にならなくなりそうですが、なにせNDフィルタはサングラスと同じなのでファインダーも暗くなります。その影響がどれほどものものかは、追って検証していきたいと思います。

EOS 5D Mark IV + EF70-200mm F2.8L IS III USM / Tvモード 100mm F2.8 1/640秒 ISO160 +1/3露出補正 WB:太陽光 PS:スタンダード

ちなみにNDフィルタはレンズプロテクタの上に重ねて装着しました。これは恐らく本来は邪道で、ご覧のとおりズームを広角端にするとNDフィルタの外枠の影響によって写真4隅が暗く(ケラレが発生)なってしまいました。
また、NDフィルタとレンズプロテクタとの間で複雑な光の反射が起きるので、画質という意味では重ね付けしない方が良いとのことです。しかし、撮影現場での利便性を考えると重ね付けをしたくなるのが人情というもの。私は画質低下を気にせず利便性を重視して重ね付け使用を続けるつもりです。
これが嫌だという方は重ね付けに強いKenkoのZX(ゼクロス)シリーズを使ってはいかがでしょうか。ただし、レンズプロテクタもNDフィルタも倍ぐらいの値段なので、そのコストに見合うだけの価値があるかどうかは、それぞれの価値観によると思います。

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thinkTANKphoto カメラバッグ Vision 15

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長年とれるカメラバッグを愛用してきましたが、飛行機撮影では機材がEOS 7D Mark II + BG-E16 + EF100-400mm F4.5-5.6L IS II USM + Slide Ashという構成になるため、カメラバッグの収納能力が限界に達しました。
一応とれるカメラバッグにこれらの機材はなんとか収納できますが、バッテリーグリップを取り外す必要があり、カメラをバッグからサッと出して撮影というとれるカメラバッグのコンセプトは丸潰れ。そんな訳で新しいカメラバッグを購入することにしました。それがこちら。

thinkTANKphotoVision 15です。
収納能力や持ち運び時の体の負担はリュックタイプに軍配が上がるのは分かっていましたが、気軽さとカメラの出し入れのしやすさからショルダーバッグタイプを選びました。
しかしながらVision 15はバッテリーグリップ付きのカメラには対応しておらず、それは承知の上での購入です。
ちなみに色はダークオリーブとグラファイトの2種類があり、私はダークオリーブをチョイス。ただ、ご覧の通りオリーブというよりほぼグレーに近い色味で、言われないとオリーブ色だということに気が付かないぐらい。しかし地味ながら他に無い色味で、私個人は気に入っています。

とりあえず仕切りをすべて取っ払ってEOS 7D Mark II + BG-E16 + EF100-400mm F4.5-5.6L IS II USMを入れてみました。
横幅は全く問題ないのですが、奥行き方向の寸法が足りず無理矢理収納している感満載。それでもとれるカメラバッグに収納するよりは200%ぐらいマシなので、これで第1目標は達成。

続いてEOS 7D Mark II + EF70-200mm F2.8L IS III USMEOS 5D Mark IV + EF24-70mm F2.8L II USMを入れてみましたが、何とか収納できるものの内蓋のジッパーは閉まりませんでした。それでもショルダーバッグなのにカメラ2台とレンズ2本を収納できる能力は凄いなと思います。
ただし、この重さの荷物を肩からぶら下げるというのは正直しんどく、長時間の移動が伴う使用にはお勧めしません。リュックタイプの方が断然良いと思います。

そもそもボディ×1台と大三元レンズ×3本程度の収納を狙って作られたバッグだと思うので、レンズ付きのボディ×2台は少し荷が重いのは当然かもしれません。そんな訳で、近いうちにリュックタイプのバッグも導入するような気がしています。

正面側の収納にはフィルタや予備バッテリーなどの収納に使え、収納能力も十二分。こちらは何の不満もなく、むしろこの収納能力をフルに使いこなせる自信がないぐらいです。

付属品として、専用のレインカバーと三脚をバッグの底部に括り付けるためのバンドが付属しています。
しかし私が使用している中型三脚を括り付けるのはサイズ的にも重量的にも厳しいと思われます。軽量なトラベル三脚ならば大丈夫だと思いますが、地面にバッグを置く際に気を付ける必要がありそうです。

何気に便利だと思ったのは折り畳み式のペットボトル収納。これはこのカメラバッグをデビューさせたその日から活躍し、良く考えて作られてるなと感心した部分の一つです。

とりあえずこのカメラバッグのお陰で飛行機撮影機材の持ち運びが楽になりましたし、レンズ付きボディ×2台も難なく持ち出せるようになったのは嬉しい事です。肩への負担の問題から長時間の持ち運びには難がありますが、カメラバッグを担いだまま長時間歩くことは少ないので今のところあまり問題にはなっていません。
世の中にショルダーバッグタイプのカメラバッグのレビューが少ないので、購入を検討している方に少しでもお役に立てればと思います。

'24.03.22追記

購入してから1年9か月が経ちますが、その便利さがゆえに毎週のように使っています。その間に運用方法が少し変わってきたのでご紹介。

現在はEOS 7D Mark II + EF100-400mm F4.5-5.6L IS II USMEOS 5D Mark IV + EF24-70mm F2.8L II USMをこんな具合に収納しています。EOS 5D Mark IVの収納方向が逆になりますが、実用上の問題はほぼありません。

更にSlideSlide Liteグローブまで収納し、これにエアバンドレシーバーまで加わることもあります。
この状態になると肩への負担も相当のものになるのですが短時間ならば大丈夫。そんな形で使い倒している今日この頃です。

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ペイント工房 キヤノン白レンズ 新型 2型 タッチペン

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オークションでなかなか良い出物がなく慌てて飛びついた結果、目立つ塗装剥げがあるものを掴まされてショックだったEF70-200mm F2.8L IS III USMですが、この塗装剥げの補修についてご紹介したいと思います。

まずWebで補修塗料について調べてみると、

  • エツミ ホワイトレンズペイント ⇒ 終売
  • ニッペ 水性エコエバー 0.2L パティグレー ⇒ 近所のホームセンターに売っていない
  • ペイント工房 キヤノン白レンズ タッチペン ⇒ 楽天で購入可能

と言った情報をゲット。早速楽天でペイント工房のタッチペンを探してみることに。

ペイント工房のキヤノン白レンズ タッチペンは以下の3種類がありました。

  • 旧型1型
  • 新型2型
  • 3型

しかし販売ページを読んでもどれを選べば良いのかイマイチ分かりません。なのでWeb上で発見した偉大な先人達の情報を頼りに新型2型をチョイスしました。
一応、旧型1型は初期の白レンズ、3型は2018年以降に発売されたレンズ用とのことで、EF100-400mm F4.5-5.6L IS II USMなどにも使えると思います。

そして届いたものがこちら。
蓋には筆が付いており、プラ容器の中には塗料撹拌用のガラス玉が入っています。そして鼻を近づけると僅かにシンナーの香りが。

プラ容器は内部の塗料の乾燥が早いのでガラス容器に移植。
そして少し粘度が高い気がしたので、少量の塗料を小皿に移してラッカーうすめ液で濃度を調整しました。ちなみにペイントうすめ液という希釈液も売っていますが、この塗料には使えないので間違えないよう注意です。

まずは補修前の状態がこちら。

補修後の状態がこちら。

遠目には補修跡もほとんど目立たず、塗装剥げが上手く隠せたように思います。
コツは厚塗りしないこと。最初にごく薄く塗布し、その後はドライブラシの要領でつや消しに仕上げました。

ちなみに自分で塗装を補修するとレンズの買取金額が下がる可能性があるそうです。私はこのレンズを当分手放す予定はなく、メーカーサポート切れまで使い続ける予定なので見栄えを優先しました。
また、手持ちレンズをオークションに放出する際にこの補修を悪用する輩もいるのでご注意を。

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H.C.S. ゼロ・カスタム

はじめに

EOS 60Dをカメラのキタムラに修理に出してフォーカシングスクリーンを交換したときか、シャッターユニットを交換 したときに修理業者がCanonではないことに気が付きました。
この時、世の中にCanon以外でカメラやレンズを修理できる業者があることを初めて知り、少し気になって調べてみるとヒガサカメラサービスさんというCanon認定のメンテナンス専門業者があることを知りました。そしてそこではH.C.S. ゼロ・カスタムという何ともマニアックなサービスがあることも。

また、価格.comなどの書き込みを見ていると、Canonにピント調整を出すと光学精度がCanonの定めた基準内に入るまでは調整してくれますが、それ以上を求めることは難しい様子。対してヒガサカメラサービスさんは限界まで精度を追い込んでくれるところに好感が持てるとのことで、ますます気になる存在になりました。

そんなヒガサカメラサービスさんのH.C.S. ゼロ・カスタムですが、Canonの規格を満たしているのは当然としてそこから更にピント精度を追求するものらしく、

を行い、カメラとレンズを組み合わせてAFピント位置着地点を0㎝に調整するという内容のものです。
現実的に誤差0というのはあり得ないような気がしますが、測定限界まで追い込むと私は理解しました。また、基準値に入れば良しとするのではなく、トコトン追い込むという意気込みというか姿勢こそが大事なんだと思います。

それから月日は流れ、一念発起して長年の憧れだった機材達を入手。
カメラやレンズは中古でもあまり価格が下がらないので中古品に手を出すメリットがあまりないと思っているのですが、今回は僅かでも浮いたお金でH.C.S. ゼロ・カスタムに出して新品以上のコンディションにしようという目論みだったので、敢えてオークションを利用しました。

申し込み

まずはヒガサカメラサービスのHPから、以下の内容で申し込みしました。

下記機材一式のゼロ・カスタムと( )内の部品交換を検討しております。
また、他のレンズに比べEF24-70mm F2.8L II USMのみ解像力が低く感じています。

少し待たされるかなと思っていましたが、朝方に申し込んで夕方には仮見積りの連絡がありました。仮見積りの内訳は以下のとおりです。

分解調整が基本なので予想される交換部品の費用が予め計上されており、更に2台のボディに対してピント調整を行うのでレンズ1本あたり技術料3,000円の割り増しが発生しています。
また、EF100-400 F4.5-5.6L IS II USMは技術未講習機種でゼロカスタムではなく通常のピント調整のみ実施可能との事でした。ちなみに分解調整が必要な状態だった場合はCanonに転送になるようです。
ということで仮見積りの内容は基本的にHPに掲載されていたとおりの料金に部品代が追加になっただけで、交換部品の多寡についてはプロの見立てなので信用することにして特に質問はしませんでした。

発送&本見積り

仮見積りの内容がOKだったので、ついでにショット数の確認と報告をしてもらうように頼み、翌日に機材一式を発送しました。そして発送翌日にヒガサカメラサービスさんから受取連絡があり、その翌日に機材のコンディションチェックをしたうえでの本見積りが届きました。それがこちら。

傷み具合からEOS 5D Mark IV は予想どおりでしたが、EOS 7D Mark IIはまさかのショット数。どおりで使用感が全くなく異様に綺麗な状態な訳で、とてもお得な買い物でした。
また、EF16-35mm F2.8L III USMEF24-70mm F2.8L II USMの分析結果には納得。EF100-400mm F4.5-5.6L IS II USMは特に異常はなく一安心。
意外だったのはEF70-200mm F2.8L IS III USMで、写りには感激していたのにそれに反する点検結果に驚きました。更に分解不可部分にゴミが混入していた場合は除去できないと言われましたが、私が目視で気になるようなゴミはなかったので、今以上に綺麗になるならそれでOKです。

結果的に入手したレンズ達は思ったよりも状態が良く、仮見積りよりも安く仕上がりそうなことが分かりました。分解調整する過程で潜んでいた不具合が発覚して追加料金が発生する可能性もありますが、とりあえずこの内容で作業を進めるよう依頼しました。

返送&開梱

作業を依頼してから9営業日後に作業完了の報告があり翌日に入金。そして入金2日後に機材が到着しました。
ちなみに本見積の内容から追加作業が発生するような事もなく順調に進んだようで、追加料金の発生はありませんでした。
また、仮見積りの時点では納期が15営業日前後と言われていたのですが、作業内容が少なくなったとは言え予想よりもだいぶ早く作業が完了したのは有難かったです。

参考までに支払方法は銀行振込、代引き、佐川e-コレクトに加え、現在はPayPayが使えます。しかし10万円超ともなるとPayPayは利用しづらく、ネットショップの通販のようにカード決済が利用できると良かったのですが・・・。

それはさておき、

到着時の荷姿です。 機材を発送した際のダンボール箱を再利用するのかと思いきや、新品のダンボールに梱包されて返送されてきました。当然ですが、ダンボールはABフルートのしっかりしたものです。

ダンボール内の様子はご覧のとおりです。
合計金額がとんでもないので、機材を発送したときの梱包はこれでもか!!というぐらいの過剰梱包だったので少し拍子抜け。でもこれが普通でそして十分な梱包だと思います。
あと、バッテリーが取り外さていたのは意外でした。そしてちゃんと帯電防止ポリチャック袋が使われているのは流石です。

機材はこのようにポリ袋に包まれています。いかにも修理上がりと言った感じでなんだか嬉しくなります。
そして袋の中身はピッカピカ。ホットシューに溜まっていたホコリも完璧に清掃されており、まさに「新品のような」という表現がピッタリ。

EOS 7D Mark II

まずはEOS 7D Mark IIの報告書です。
フランジバック値はそもそも許容範囲内だったようですが、ゼロカスタムで徹底的に追い込んだうえにAF関連も限界までチューニング。工場出荷状態よりも良い状態になったのはないでしょうか。
ちなみにセンサーには取り切れないゴミが2点あるそうで、図(□)の中の縦線×2本がゴミのおおよその位置だと思われます。しかしゴミと言っても私の眼では見えなかったので気にしないことにしました。

EOS 5D Mark IV

次にEOS 5D Mark IVの報告書です。
こちらもフランジバック値はそもそも許容範囲内。ファームウェアが随分と古いものだったらしく最新版にアップデートされていました。
センサーのごみはEOS 7D Mark IIと同様です。

EOS 5D Mark IVを入手した当時から、グリップラバーがEOS 7D Mark IIと比べて硬くてツルツルしているような気がしてならず、良い機会だったのでグリップラバーの交換を依頼したのですが、これは大正解でした。
やはり新品のグリップラバーは柔らかくでしっとりしていて、手に吸い付くような触り心地が最高です。
グリップは常に触れる部分なので新品交換の効果を体感しやすく、部品代も700円なので3年以上使ったカメラなら交換して損はないと思います。むしろ定番サービスとして積極的にアピールした方が良いんじゃないでしょうか。
しかし惜しむらくはカードスロットカバーの交換を依頼しなかったこと。グリップラバーの交換を依頼した時点では、このカバーに貼られたラバーが含まれていないことに気が付いていませんでした。

EF16-35mm F2.8L III USM

1本目のレンズEF16-35mm F2.8L III USMの報告書です。
購入した当初からその写りに驚いたレンズでしたが、診断結果が物語るようにアタリの個体だったようです。
そしてEOS 5D Mark IVでは若干の前ピン、EOS 7D Mark IIでは若干の後ピン傾向だったのが、きっちり調整されていました。

EF24-70mm F2.8L II USM

2本目のレンズEF24-70mm F2.8L II USMの報告書です。
他のレンズの解像が凄すぎてこのレンズの解像感はイマイチに感じていましたが、光学精度自体は良好だったようです。
私自身は気が付いていませんでしたが、ズームリングに若干のガタツキがあったらしく、そこは流石プロ。グリスアップとコロの交換でズームリングの回転はしっとりした感じになりました。
ちなみにこのレンズは直進キーが摩耗してくると片ボケするらしいのですが、今回は交換しなかったので、その意味でもレンズのコンディションはまずまずと言った感じだったのではないかと思います。
また、カメラに対してはいずれも後ピン傾向だったようですが、ここでもきっちり調整されていました。

EF70-200mm F2.8L IS III USM

3本目のレンズ[EF70-200mm F2.8L IS III USMの報告書です。
マウントラバーの欠けは私も気が付いていたので事前に交換を依頼しています。しかしこのマウントラバーの部品代はなんと2000円。ボディのグリップラバーより高いとは驚きでした。
そして私は片ボケ・芯ズレがあった事には全く気が付いていなかったので、今回のゼロカスタムで悪いところが洗い出せて良かったです。
ピント調整結果はご覧のとおりで、カメラに対してはいずれも若干の後ピン傾向だったようです。

EF100-400mm F4.5-5.6L IS II USM

最後にEF100-400mm F4.5-5.6L IS II USMの報告書です。
技術未講習機種が故にレンズ診断結果が「規格内と思われる」という表現なのはちょっと悲しいですが、プロの目を信じることにしました。
EOS 5D Mark IVとの組み合わせではワイド側でだいぶ前ピンだったようですが、このレンズはワイド端で撮影することはあまりないので前ピンには全く気が付いていませんでした。

ちなみにこのレンズはズーム時の鏡胴の伸びが大きい分、内部にゴミが侵入しやすいような気がします。なので現状で内部にはそこそこゴミが入り込んでおり、これを分解清掃してもらえなかったのはかなり残念でした。なにせ似た大きさのEF70-200mm F2.8L IS III USMは内部もピッカピカなので、写りには影響しないと分かりつつもそれと比べるとちょっと凹みます。

試写

最後にH.C.S. ゼロ・カスタム後のボディ・レンズで撮った写真をご紹介。ピントや解像は当然問題はありません。
元々大きな不満があった訳ではありませんが、完璧に調整されているという安心感は絶大です。

ESO 5D Mark IV + EF16-35mm F2.8L III USM

ESO 5D Mark IV + EF16-35mm F2.8L III USM

ESO 5D Mark IV + EF24-70mm F2.8L II USM

ESO 5D Mark IV + EF24-70mm F2.8L II USM

ESO 5D Mark IV + EF24-70mm F2.8L II USM

ESO 5D Mark IV + EF70-200mm F2.8L IS III USM

ESO 5D Mark IV + EF70-200mm F2.8L IS III USM

ESO 5D Mark IV + EF70-200mm F2.8L IS III USM

ESO 5D Mark IV + EF100-400mm F4.5-5.6L IS II USM

ESO 5D Mark IV + EF100-400mm F4.5-5.6L IS II USM

EOS 7D Mark II + EF100-400mm F4.5-5.6L IS II USM

EOS 7D Mark II + Tokina AT-X 11-20 PRO DX

注意事項

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コメリK+GEAR 超ワイドな踏み台 3段

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空港外周で飛行機を撮影していると、新たな画を求めて金網フェンスと鉄条網の上から撮影したくなってきます。そこで脚立の出番になるのですが、周りを見渡すとガチの方々は5段程度のものを使っており、これを持ち運びするのはさぞかし大変だろうと尻込みしていました。
しかしホームセンターで脚立を物色してみたところ、高さこそ3段しかないものの、軽くて使いやすそうな踏み台を見つけたので思わず購入してしまいました。それがこちら。

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コメリK+GEAR製の超ワイドな踏み台 3段です。
踏み台なので脚立と違って天板の上に立つことができます。そしてその名のとおり天板がとても広いのが特徴で、初心者がいきなり不安定な脚立の上から撮影するよりもずっと安心な仕様。
更に男性なら片手で持てるほどの超軽量なところがとても惹かれた部分です。

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そして嬉しいことに車(AXELA XD Sport)のトランクに余裕で収まります。
脚立だったらリアシート、更には助手席まで倒さないと入らなかったかもしれません。

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現地ではこのような感じ使います。車からこの場所まで踏み台を持ってくることを考えるとこの軽さは正義。
フェンスの高さがソコソコ低く更にある程度水平な所にしか設置できませんが、それでも今までにない写真が撮れるようになります。
また、天板の広さはやはり撮影時の体の安定度に大きく寄与するようで、撮影中に足元が不安に駆られるようなことはほとんどありませんでした。

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一方、ガチな方の脚立は、

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足の長さを独立して調節することができる5段脚立で、ご覧のとおり傾斜面でも設置できるうえに、高さのあるフェンスも超えられます。
が、この脚立に登って2kg以上あるカメラ機材を抱えて飛行機をファインダーに捉えるのはなかなか鍛練が必要な気がします。

参考までに、この脚立の導入で撮れた写真がこちら。

f:id:anni-works:20220317111714j:plain

EOS 5D Mark IV+EF100-400mm F4.5-5.6L IS II USM / Tvモード 400mm F13 1/100秒 ISO100 WB:オート PS:オート

f:id:anni-works:20220317111717j:plain

EOS 5D Mark IV+EF100-400mm F4.5-5.6L IS II USM / Tvモード 170mm F5 1/1600秒 ISO160 WB:オート PS:オート 露出補正+1/3

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EOS 5D Mark IV+EF100-400mm F4.5-5.6L IS II USM / Tvモード 170mm F5.6 1/1600秒 ISO250 WB:オート PS:オート 露出補正+1/3

f:id:anni-works:20220317111722j:plain

EOS 5D Mark IV+EF100-400mm F4.5-5.6L IS II USM / Tvモード 170mm F5.6 1/1600秒 ISO250 WB:オート PS:オート 露出補正+1/3 トリミング(3632×2421)

地表近くの撮影なので陽炎との闘いになりますが、それでもこの場所でしか撮れない写真があり、それには踏み台が必須であることを身をもって知りました。

注意事項

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